観葉植物

ベゴニア・マクラータの育て方。水玉模様の葉が美しく夏には花も楽しめます

ベゴニアマクラータ開花

水玉模様がすてきなベゴニア・マクラータが開花しました。室内で育てられるので観葉植物としてもおすすめです。ベゴニア・マクラータの育て方のポイントを解説します。

ベゴニア・マクラータの育て方

ベゴニア・マクラータ(begonia maculata)は木立性ベゴニアの一種です。

アメリカのベゴニアナーセリーのSteve’s Leavesによると、原産地はブラジルだそうです。

わたしはシンガポールのガーデンズバイザベイで初めて見ました(訪問記はこちら)。緑に白の水玉模様の美しさに衝撃を受けました。葉の裏が赤なのもすごいです。植物の進化の不思議を感じます。

ベゴニアマクラータ

葉を鑑賞するタイプのベゴニアは毒々しい感じがしてそれまでは好きではなかったのですが、これを見て以来、ほかのベゴニアにも興味が出てきました。左のピンクのもいま見るとかっこいい。

ベゴニアマクラータ開花

海外ではこのような水玉タイプのベゴニアは「ポルカドットベゴニア」とも呼ばれ、最近インスタグラムでもよく見かけます。

水玉模様のベゴニアはマクラータだけではありませんが、マクラータが一番有名だと思います。

 

ベゴニアマクラータの育て方

日陰から半日陰が適しており、室内でも育てられます。生育適温は10度から35度です。

ベゴニアの水やり頻度は、人によって言うことが違うような気がするのですが、上記のSteve’s Leavesのサイトには、

“allow getting slightly dry between watering”

とあります。直訳すれば、「水やりの間に少し乾くようにする」。つまり、少し土が乾いてきたら水をあげる、という意味です。少量を毎日あげるのはよくないので、土が乾いてきたらたっぷり水をあげましょう。

土が乾いてくると葉っぱが少しクタッとしてくるので、もうそろそろだなとわかります。水をあげるとシャキッとします。

わたしは数日間留守にすることもあるのですが、乾かしすぎると葉先が茶色くなります。出かける前はたっぷり水をあげておいたほうがいいでしょう。

エバーフレッシュ

また結構育ちがいいので、鉢に比べて大きくなると土が乾きやすくなります。上の写真は4月に購入してすぐの頃の写真です。

鉢に4本植えで輪っかの支柱がしてあります。これでも大きかったのですが、さらに大きくなりました。鉢が小さくなってしまったので、植え替えないといけません。

南向きですがベランダが幅があるため真夏はあまり日光が入りません。もう少し日に当てたほうがいいのかなという気がします。

ベゴニアマクラータ

下からは新しい枝が出てきています。生育旺盛です。

節の下で切って土または水に挿せば、挿し木もできるそうです。あとでやってみたいと思います。その前に枯らさないようにしないと(笑)。

 

ベゴニアマクラータの花

ベゴニアマクラータは年に1回夏に開花します。花の房が少しずつ伸びて、先端がパカッと開き、黄色いポンポン状の雄しべが出てきます。

1年に1回の開花なので、挿し木の枝を切るのは開花後がいいそうです。

ベゴニアマクラータの花

葉っぱも最初は折りたたまれたような状態になっていて、だんだん伸びるとともに開いてきます。毎日変化が面白い植物です。

日の当たり方によって葉の色もだいぶ違って見えます。暗いところではモスグリーンっぽく、明るい場所では濃い緑に見えます。

 

おわりに

ベゴニアマクラータってなんで水玉模様なんでしょう。虫の注目を集めるためとかなんでしょうけど、つまらん。そういう説明はつまらん!

葉が美しく、変化に富み、さらに花も咲く。存在感はピカイチと言っていいでしょう。欠点は、木立性なので上に伸びてスペースをとることでしょうか。

生産者は荒木植物園さんでした。4月〜5月頃にホームセンターや通販をチェックしていれば見つかると思います。

ではまた。

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