多肉植物

釣鐘型のかわいい花が咲くカランコエ・フィフィの育て方のポイント

カランコエ・フィフィ

カランコエ・フィフィがサーモンピンクの花を咲かせています。小さい釣鐘型のかわいい花です。吊り鉢で枝垂れさせることもできる匍匐性のカランコエです。育て方について気づいたことをまとめました。

カランコエ・フィフィ

カランコエ・フィフィ(Kalanchoe Uniflora “Phi-Phi”)は、ベンケイソウ科カランコエ属ユニフローラ種の園芸品種です。匍匐性なので鉢に植えるとこのように枝垂れてきます。

カランコエ・フィフィ

購入時は小さな苗でした(900円弱)。2021年7月に購入して、これが2022年6月の写真ですから1年弱ですね。このまま咲いたらよかったんだけどね〜〜😭

カランコエ・フィフィ

ちなみに、これが購入時の状態です。2.5号のビニールポット植えだったので、少し大きい鉢に植え替えました。本当は吊り鉢がいいですね。

育て方の重要ポイントは、3つあります。結構ね、悩ましいんですよ、これが・・・。

 

夏の暑さにご注意

最も重要なのは、夏の暑さを避けることです。高温多湿は苦手です。ただ室内に置くと徒長しやすいです。

直射日光が当たっていると鉢の中が高温になりますから、そういうときに水をやると、葉が透明になって枯れたり、ポロポロとれたりします。

真夏は風通しの良い半日陰に置いて、暑さを避けましょう。

カランコエ・フィフィ

去年の9月初旬、久々に実家に帰ったときにベランダにそのまま置いていったのですが、いない間に暑い日があったらしく、帰ってきたら根本のほうの葉っぱが透明になってポロポロと落ちてしまいました・・・。

しかたないのでばっさり切って、先端は同じ鉢に挿し木しておきました。匍匐性で気根も出ているので、挿し木は簡単です。

カランコエ・フィフィ

その後、切ったところからも枝が出て、挿し木も一部はダメになりましたが一部は根付きました。

冬は室内に入れていることもあり、徒長気味のみすぼらしい枝ぶりなのですが、これでも去年よりは花が咲きました。

水やりは、茎が細いですが一応多肉植物なので、土がしっかり乾いてからあげます。

 

冬の寒さにご注意

え、冬もダメなの? 虚弱体質すぎね? ええ、そうなんです。暑さも寒さもダメ。まるでわたしのようです😅

カランコエは寒さに当たると葉っぱが透明になって落ちやすいです。耐寒温度は5度が目安のようです。

カランコエ胡蝶の舞

上の写真は、雪の日もルーフバルコニーに出しっぱなしだったカランコエ胡蝶の舞です。先端が黄色くなって枯れてきています。

室内に入れれば大丈夫ですが、先ほども述べたように暗いと徒長してヒョロヒョロになってしまうので、できるだけ明るい場所に置いてください。

地方にもよりますが、暖かくなる4、5月頃から寒くなる10、11月頃までは外の半日陰で管理して、寒くなったら室内のできるだけ明るい窓際(夜暗くなる場所)で管理するといいと思います。

 

花を咲かせるためには(短日性)

カランコエは、短日植物(昼の長さが短くなってくる時期に花芽をつくる植物)です。夏至から冬至まで、昼の時間が短くなっていく時期に花芽を形成して、その後開花します。

カランコエ・フィフィ

短日植物にもいろいろ花芽形成に違いがあるそうなのですが、夜も非常に明るいところには置かないほうがいいです。

商品説明にも「室内の照明などで明るい環境下で管理すると花芽がつかない場合がありますのでご注意ください」と書いてあります。

わたしはリビング隣の和室の窓際に置いています。リビングの明かりが多少入るので真っ暗ではないのですが、夕方以降カーテンを閉めると暗くなります。

 

挿し木の時期にも注意

この植物は、放っておくと枝分かれしないでどんどん伸びていきます。本来は匍匐性なので、根を下ろして横に株が増えていくんだと思います。

挿し木する場合は、先端を切って、少し深めに土に挿しておけば根付きます。節のところからすでに気根が出ています。

ここで重要なのが、花芽が枝の先端に形成されるという点です。

カランコエ・フィフィ

指差しているのは、先端を9月に切って挿し木した茎です。まだ若いため、夏至から冬至までの時期に間に合わなかったのでしょう。花芽ができていません。

上記のような開花条件を踏まえると、伸びた茎を切り戻して挿し木をするなら開花後がいいと思います。

カランコエ・フィフィ

秋や冬に切ってしまうと、花芽のできる部分を切ることになりますし、切った部分を挿し木しても、まだ若すぎるので花芽がつきにくいです。

カランコエ・フィフィ

これは切ったところから2本に枝分かれして花がついたようです。下に伸ばしているとほとんど枝分かれしないです。

 

おわりに

以上を簡単にまとめますと、

夏は外の半日陰で涼しく、冬は室内の窓際で明るく(夜は暗く)管理する。

さらに夏に蒸し焼きしないように注意し、その後、秋から真冬に花芽が形成されるようにする。

そうすると、翌年3月頃に花が咲く、というわけです。

うちのほうでは結構難しいですね。室内だとヒョロヒョロに徒長しちゃうのが一番困る。たぶん明るいほうが花色もはっきり出ると思います。

まあね、北関東はマダガスカルじゃないんでね・・・。

なんとか今年は夏にダメにしないようにして、来年春にもっとたくさん咲かせたいですね。

ではまた〜。

楽天市場でカランコエ・フィフィを探す

この記事をシェアする
Previous Post Next Post