スイカそっくりな「スイカペペロミア」ことペペロミア・アルギレイア。挿し木で増やしやすく、カットした茎を水に挿したり、土に挿したりしていたらどんどん増えました。今日は土に挿す方法を解説します。
ペペロミア・アルギレイア(スイカペペロミア)
ペペロミアは中南米を中心に約1000種が存在すると言われ、観葉植物としてもさまざまなタイプが流通しています。かなり個性的なルックスのものがあるのが特徴です。
スイカ模様が特徴的なスイカペペロミアの学名は、アルギレイア(argyreia)。英語圏ではwatelmelon peperomia (ウォーターメロン・ペペロミア)という名前で流通しています。つまり日本と同じくスイカ・ペペロミアですね。
購入したときは根腐れがひどかったのですが、植え替えをして回復しました。
冬にカットした葉を水に挿し、発根させたあと、少し暖かくなってから鉢上げして土に植えました。5月だったでしょうか。
現在、8月上旬のようすです。
奥にあるのが元の株で、手前にあるのが水挿し発根後に土に植えたものです。もっとモサモサに葉っぱが生えていたのですが、古い葉っぱが汚くなってきたので切りました。右手前にあるのがそうです。
これをまた挿せば、さらに増えます。最終的にはスイカペペロミアのジャングルができるでしょう(笑)。
同じ鉢の6月のようすです。根が出ると、根元から新芽が出てきます。室内の窓辺など、できるだけ明るいところに置きます。
スイカペペロミアの茎挿し
スイカペペロミアは葉挿しもできますが、茎挿しのほうが簡単です。葉挿しは乾燥して失敗しやすいです。
茎挿しは水に挿すのが簡単ですし、発根が確認できるというメリットがありますが、夏の成長期であれば、土にそのまま挿しても発根します。
6月にストレリチアの鉢にカットした葉を挿しておきました。葉っぱだけに見えますが、茎挿しです。
茎は5センチくらいがいいと思います。あまり短すぎると、土の表面は乾きやすいため、水切れして葉が乾いてしまいます。
長すぎても、根の先端部から新芽が出るため上に出てくるまで時間がかかります。
素焼き鉢に入れたほうは、土が乾きやすいので、葉が乾いてしまって失敗しました。プラ鉢のほうがいいと思います。
他の植物と同じ鉢に挿す場合、あまりしょっちゅう水をあげると、一緒に植えてある植物に良くありません。水分の多い多肉質の植物なので、土の表面が乾いても、数センチ下の土が少し湿っていれば大丈夫です。
上の鉢の8月上旬の現在です。
真南なのであまりこの時期は日が入らず、少し暗いのでもやしっぽいですが、新芽が下から出て伸びています。まあべつにそんなに要らないんですけど(笑)。
さっき切ったのを別の鉢にまた挿してしまった。こんな傷んでいる葉でも大丈夫です。
スイカペペロミアは、葉っぱのふちがガタガタになりやすいです。とくに冬に出た葉っぱはきれいな形にならないですね。
なんとなく日照と温度が鍵なんじゃないかと思っていますが、きれいに育てるのが少し難しいです。
亀裂が入ってしまった葉は、茎ごと切って再生させてみてください。
おわりに
初めて見る人は「なにこれ、スイカ?」と絶対に思う奇抜なルックスのペペロミア・アルギレイア。派手なのか地味なのかわからない存在感。増やしやすいので、増やすのが好きな人にはおすすめです。
昔からある比較的入手しやすい観葉植物らしいのですが、皆さんの近くでは売ってますか? わたしの実家のほうのホームセンターでは見たことがありません。ちょっと寒いからでしょうか?
ではまた。