今年も実家の地植えの多肉がきれいに紅葉しています。このミニ多肉ガーデンも早いもので今年で5年目に突入です。観察して今回思ったことをまとめてみます。
生きていた花うらら
ここには1つだけエケベリアを実験的に植えていて、見えなかったので枯れたかと思っていたのですが、ブロウメアナをかきわけてみると、なんとまだ生きていました。増えもせず、ただ生きている。
「I am—yet what I am none cares or knows.
わたしは在る。しかしわたしを顧みるものはいない」
ジョン・クレアという詩人の「I am」という詩の冒頭です。生前はあまり成功しなかった19世期の農民詩人で、晩年は精神病院に入れられてしまいますが、20世紀になって再評価されました。
貧しいながらも詩作に人生を捧げたのに、世間に評価されず、家族にも見放され、いまは精神病院にいる自分。でもわたしは存在している、ここに生きている、という詩です(ざっくり)。
「わたしをここに植えたやつは
わたしのことをすっかり忘れている
暑い日も寒い日もわたしは生きている
北関東の日差しに照らされ
もさもさのブロウメアナに覆われて」
と続きま・・・せん(笑)。
大きい鉢に植えてあったたのは、まったく雨がかからない場所に置いてあり、自分が帰って水やりしなかったので、枯れていました。だからこれは、かえってここでよかったみたいですね。今年は積もるような雪が降らないといいけど。
朧月VS秋麗の比較
ベランダのプランターだと朧月のほうがどんどん増えるのですが、この地植えの花壇だと秋麗のほうが増えているようです。
うーん、なんででしょうか。わかりません。秋麗がって言うより、朧月があまり増えてないのが不思議です。たまにしか見に来れないので、何が起きているのかまったくわかりません。
ニョキーッと長いの。これは姫秋麗?
秋麗っぽい色ですね。どっちだろう。こんなにニョキって伸びるっけ?
姫秋麗は、今年はベランダのプランターのほうが育ちがいいかもしれないです。ピンクになって密集していてかわいいです。
ここはもう地面がガチガチで隙間がないので、地面に葉っぱが落ちても根付きにくいのかもしれないです。とくに夏は、芽が出る前にダンゴムシに食べられるんじゃないかな。時間があったら少し古い茎や枯れている部分を整理してあげたいですが、今回はできませんでした(というか今回も)。
鉢の多肉がだいぶ水切れでダメになっていたので、生き残っていた秋麗を切って植えてきました。もしかすると朧月よりも水切れに強いのでしょうか。
真冬なので根付くかどうかわかりませんが、まあがんばってくれ。
セダム・ゴールドビューティー(たぶん)が黄色い
セダムのたぶんゴールドビューティーというのだと思いますが、グランドカバーとしてあちこち植えておいたのが増えていました。殺風景な冬の庭に、鮮やかな黄色がきれいです。
ひさしの外に生えている部分は、霜をよけるものがないので、よーく見ると、少しとろけている部分もあります。
安定の虹の玉
虹の玉がまぶしい。なぜきみらはそんなにいつも元気なのだ。
冬なのに、灯油が高いのに、めっちゃキャッキャしてる感じ。
ただ以前のほうが葉っぱが少し大きいような気がしないでもないです。もう5年目だから肥料不足でしょうか? それとも冬だからかな?
おわりに
以上、恒例の地植え多肉の定点観測でした。引っ越しのときに余った多肉の残骸を適当に植えたのが、2018年の夏です。早いものでもう5年目ですね。ルビーネックレスとカランコエ胡蝶の舞は、完全消滅ですかね。
ルビネは去年の時点であったかどうかおぼえていないのですが、最初はあったんですよね。ベランダのプランターにはたくさんあります。何が原因かわかりませんが、プランターのほうがいいみたいです。
今の時期は庭がさびしいですが、この一角だけは鮮やかです。
がんばっています。みんな「I am. 」です。
ではまた〜。