きれいな紫色に紅葉するグラプトベリア・パープルドリーム。増えもせず枯れもせずで、ずっと小さいまま放置されていたのですが、いつの間にかこんなに増えていました。何がよかったのでしょうか。
グラプトベリア・パープルドリーム
もう5月なので緑色になってきていますが、冬に紫色になるパープルドリーム。グラプトペタルム属パキフィルムとエケベリアの何かの交配種だそうです。
これはわたしが多肉を始めて最初の頃にネットで買ったカット苗に入っていたもので、ずいぶん前からあるのですが、どういうわけか他の多肉に比べあまり育ちがよくなくて、常に消滅寸前みたいな感じだったのです。調べたりもしないで放置してたので・・・。
ところが・・・。
あれ、なんか増えた。なぜでしょうか。
そうだね、植え替えだね。
前は、素焼きの小さい鉢に、乾きやすい土で植えてありました。
それを、たしかおととしの秋に、このプラ鉢に植え替えたのです(土についても後述)。水やりの回数はそんなに増やしてないと思うのですが、前の素焼き鉢のときより乾きは遅くなったと思います。
ビフォーの写真がないのですが、干からびて枯れる寸前のを適当にポツンと植えただけなのです。大改造でもないけど、劇的ビフォーアフターなのです。
前に記事にしましたが、熊童子がよく育たなかったのと同じ原因でした。水分が足りていなかったようです。熊童子もあれからさらに大きくなっています。
パープルドリームの植え替え
鉢がいっぱいで飛び出ているので植え替えます。どんな土に植えたのか、まったくおぼえていないので、植え替える前に観察します。
草花用の普通の培養土のようです。前はもっと赤玉と多肉用の土みたいな乾きやすい土に植えてあったと思います。根が浅くて弱い感じなので、粗めの土だと根が入っていけなくて乾いてしまうのでしょう。あくまでうちの場合ですが、これくらいの土でいいみたいです。
春と秋は、気持ち水やり多めでもいいかもしれないですね。冬は水やりを控えてストレスを与えたほうが紫色になります。
虹の玉などと同じく、上に伸びて倒れてくると、わき芽がたくさんできます。重さで倒れて重なり合っていました。
下に落ちた葉っぱも勝手に発芽しています。小さい芽がたくさん生えているのはこのせいでしょうか。
わき芽を切って挿し木しました。土は、草花用の培養土がなかったので、今回は観葉植物の土を使いました。
こちらは親株というか、株分けした残りの部分です。伸びてくれば、またわき芽がたくさんとれそうです。
植え替え中に葉っぱが落ちてしまったので、葉挿ししました。
この観葉植物用の土は、軽石やパーライトも結構入ってますし、ココファイバーがちょっと水を弾くので、もしかすると草花用培養土のほうがいいかもしれないです。
排水性に問題がなければ、その辺の土でもいいかも。サボテンとかも庭や畑の土に植えるとよく育つことがあります。
植物栽培は、環境、鉢、水やり頻度、日当たり、肥料その他、すべての投与条件の結果です。ですから、単純に鉢や土だけが原因とはいえませんが、同じようにうまく育たない場合は、試してみてください。
数が増えたので、プランターにも投入できるかもしれません。ただプランターだと個々の水分要求にあった水やりは難しくなります。
たとえばセダム・レフレクサムは、雨ざらしの地植えのほうがよく育ちます。プランターにほかの多肉と一緒に植えていると、そちらに合わせて水やりを少なめにせざるを得なくなるので、水分不足になってしまい、うまくそだちません。
エケベリアは、素焼き鉢に乾きやすい土で植えたほうが、夏に蒸れる心配は少なくなるかと思います(ただ育ちは遅い)。
一方、培養土や観葉植物の土に水多めで育てるとエケベリアもすぐに大きくなるので、葉挿し苗などを早く大きくしたいなら、そのほうがいいかもしれません。
多肉植物に限りませんが、目的と理由を考えて、土や鉢を選ぶのが大事だと思います。
しかしここは、ホームセンターもダイソーもセリアも近くにないのです(悲報)。
ヨドバシさん、Amazonさん、配達の人、いつもありがとう。
ではまた〜。