水玉の葉っぱが美しい木立ベゴニア「ベゴニア・マクラータ」。挿し木で増やすコツを解説します。YouTubeの動画もよかったらどうぞ。
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ベゴニア・マクラータを挿し木で増やそう
わりと流通量が少ない植物なので難しいと思っていましたが、思い切って購入したら意外と育てやすかったベゴニア・マクラータ。とか言っていると枯らすかもしれないので、バックアップをとるために昨年挿し木しました。
何年も育てててもうっかり枯らしてしまうことってあるよね・・・。どこでも売っているものなら買えばいいのですが、あまり買えないものだと泣けますので、できれば挿し木でバックアップをとって株を増やしておきたいですね。
ベゴニアの挿し木は初めてなので土に挿す方法と水に挿す方法の両方を試して、それぞれの違いなどをまとめてみました。
ベゴニア・マクラータの挿し木方法
挿し穂をとるために、茎をまず切ります。これをこのまま挿しても発根しますが、切り分けたほうが増えますし、新芽が出やすいです。
茎の先端部のほうが成功率が高いです。先端部のほうが成長ホルモンが豊富だからだと思います。
また太い茎のほうが成功します。乾くと枯れやすい植物なので、太い茎のほうが水分が多いためです。
新芽は節から出ますので、節の下で切ります。2節と3節でやってみましたが、3節のほうが成功率が高いです。先端から節まで枯れてきますが、節の下まで枯れが進まなければ、節から新芽が出ます。
根から水が吸えないので、茎の中の水分を消費しており、先端から節のところまで一気に枯れるので、2節だと2チャンス、3節だと3チャンスあるわけです。
文章だと説明しにくいんですけど・・・、よくわからなかったら動画をどうぞ。動画もまだ下手くそなのでわかんないかな(笑)。
水挿しのメリット・デメリット
水挿しの場合は、しっかり発根したら早めに土に植え替えましょう。水のままでも肥料をやればある程度育ちますが、土に植え替えたほうが育ちが早いです。
ただし根の成長が不十分だと失敗しますので、根が十分に育ってから植え替えましょう。
水挿しは発根までに枯れる心配は少ないのと、根が見えるのがメリットです。土挿しの場合、根が見えませんから、発芽していても発根していないことがわかりません。
デメリットは、先ほど述べたように、結局は土に植え替える必要があることです。2回負担がかかって成長ホルモンも消費するわけで、発根・発芽してからグングン伸びるのは土挿しのような気がします。
土挿しのメリット・デメリット
上で述べたように、最初から土でやったほうがスムーズに育つのですが、土挿しの場合、細い枝は発根する前に枯れやすいです。これがデメリットですね。
自分がまたやるなら、てっぺんの部分は一番成功率が高いので土に挿して、下の部分は水に挿して発根させてから土に挿しますかね。
下の部分は葉っぱがないですし、やっぱり一番下の古い部分は成功率が低いです。成長ホルモンは先端部の若い葉で盛んに生成されているためです。
水差しと土挿しのどっちが適しているかは、投入する条件によって変わってきますので、いろいろ試してみてください。
土挿しの場合は土に節を深く埋める
土に節を深く埋めておくと、そこから新芽が生えて出てきます。地面の上の部分からも新芽は出ますが、基本的に上の節ではなく下の節が起動します。
起動って何?
また土の中からニョキーッと出てくるバラのシュートみたいな茎のほうが、育ちがいいような気がします。なんででしょうか。栄養がいいんでしょうか。
横に倒れると新芽が出やすい
頂芽優勢が強いため、支柱を立てて上に伸ばしているとどんどん上にばかり伸びていき、古くなった下葉は枯れるので、下のほうがスカスカになっていきます。
茎を横に倒すと新芽が起動しやすいです。そのままでも土の中から新芽は出ますが、重くなって横に倒れて、そこからまた新芽が出るのが自然な更新のかたちなのかなと思います。
短く切ると失敗しそうという人は、長く切ったのを水に挿して発根させ、根が十分に育ったら植え替え、それを横に倒し、新芽を出させるのがいいんじゃないかな。
で、挿し穂にした部分を切ってしまえば、新芽のほうがさらに勢いよく成長しますし、切った部分でまた挿し木ができます。パワーを使っているので成功率は低いかもしれないけど。
まあでも面倒くさいですね。
適当に土に挿しとけば、いいんじゃないかな・・・。
ただし節の数は多めに。欲張って1節でやると全滅する気がする・・・。暖かい地方とか、よほど湿度ムンムンの部屋じゃないかぎり。
挿し木に適した時期
基本的に暖かい季節のほうが成功すると思います。新葉が展開している時期、要するに成長期にやったほうがいいんじゃないでしょうか。
夏でも乾燥している部屋では挿し穂が枯れやすいかもしれません。エアコンの風は苦手だと思います。その場合は、透明なビニール袋などをかぶせるといいと思います。
夏に先端部に花がつくので、花がみたければ切るのはその後にしましょう。マクラータの花は木立ベゴニアのなかでは地味ですけど、きれいですよ。
おわりに
ベゴニア・マクラータって流通量少ないと思うんですけど、意外とそんなに難しくないと思います。すごい買ってよかった。
小鹿ちゃんも雪の中にいるみたいじゃない? ベゴニア・マクラータの写真写りの良さは異常。ほかにもベゴニア欲しいなあ。ベゴニアって自分のほうではそんなに売ってないんですよね。少し寒いからですかね。
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ではまた。