観葉植物

観葉植物カシワバゴムノキの育て方。最も重要なポイントはコレだ

カシワバゴム

今年の夏は暑いせいかカシワバゴムノキがかつてないほどよく成長しています。お部屋の主役になれる存在感のある観葉植物、カシワバゴムノキの育て方のコツや注意点を解説します。


カシワバゴムノキとは

一時期海外のインテリアブログでよく見かけたカシワバゴムノキ。熱帯アフリカ原産、非耐寒性の常緑性高木です。

カシワバゴムノキ

植物園の温室のカシワバゴムノキ。デカい。

和名のカシワバゴムノキは、柏餅にも使われる柏の葉っぱに似ているからですね。学名はフィカス・リラータ(Ficus lyrata)で、フィカスはイチジク属、リラータはリラという古代ギリシアの竪琴の形に葉っぱが似ていることに由来しています。

カシワバゴムノキ

この大きい葉っぱが埃がたまりやすいんだよね・・・。たまに拭いてあげましょう。

また海外ではフィドル・リーフ・フィグとも呼ばれています。これはフィドル(バイオリン)に葉っぱが似ていることに由来しています。呼び方が異なるだけで同じ植物です。

一方、カシワバゴム・バンビーノという品種が、最近小さいポットでお手頃価格でよく売られていますが、これはカシワバゴムをコンパクトにした品種だそうです。

ただネットで売っているのは、バンビーノと言いつつ結構でかいよね・・・。どうなんですかね。また安いのを見かけたら買ってみようかな。

観葉植物

ちなみにこれが購入したときの様子です。7、8年前ですね。背丈は倍ぐらいになったでしょうか。この鉢のまま一度も植え替えてないんですよね・・・。これぐらいのサイズもいいよね。

 

カシワバゴムノキの育て方のポイント

カシワバゴムの育て方のポイントをいくつか解説します。最初に言いますと、最も重要なポイントは温度です。

気温が重要

原産地が熱帯アフリカであるため非耐寒性で、暑いのが好きです。気温が高くなるとよく成長します。

したがって、寒い地方だと難しいと思いますので、あまりおすすめできません。当地は、夏は灼熱地獄、冬はそこそこ寒い北関東なので、成長するのは夏だけです。

当地の場合、同じ仲間のフィカス・アルテシーマは、春と秋も成長します。冬も落葉しません。イチジクは冬も外で枯れません。

観葉植物

センカクガジュマル(右奥の丸葉のガジュマル)は、冬にほとんど全部の葉が落ちて枯れたかと思いましたが、暖かくなると復活しました。実家で室内に置いてあるフィカス・ベンガレンシスも冬になると葉が落ちてしまいます。

カシワバゴムの場合、丸坊主にはなりませんが、下の古い葉が1、2枚枯れます。付け根から自然に切れてポトンと落葉します。

このように、同じイチジク属でも、原産地の気温によって耐寒性は違います。

カシワバゴム

カシワバゴムの場合、だいたい25度前後になってくると、ドリルのような新芽がひょこっと先端から出てきて、数日であっという間に大きな葉っぱになります。

うちの場合は夏しか成長しないのですが、年間を通じて暖かい地方であれば、大きくなるのは早いと思います。

カシワバゴム

また、カシワバゴムの新葉には、たまに黒いシミのようなものがあります。これは緑が薄いうちは目立ちますが、だんだん緑が濃くなっていくので、しばらくすると見えなくなります。触った感じも最初はペラっとして柔らかいですが、しだいにしっかりと分厚い葉っぱになります。

冬に一度寒くなってしまう環境では、5、6月にならないと葉が出ません。あまり冬に寒くならない環境なら、もっと葉が出るのが早いかもしれないです。

この部屋は冬の昼間は16度から18度くらい、夜間はもう少し低くなります。冬も安定的に15度以上あれば心配ないでしょう。10度を下回ってもすぐに枯れることはないですが、葉が落ちるかもしれないです。

いまはエアコンをつけて27〜28度くらいですが、これくらいだと絶好調です。わたしは怠くて絶不調ですけど(笑)。というか、わたしが留守の間に絶好調だったことがうかがえるので、もっと暑くてもいいんでしょう。

カシワバゴム

今年は梅雨明けが早く6月から暑かったので、もう6枚も葉っぱが出ています。こんなことはかつてなかったです。しかも先日1週間くらい留守にしていた間に、下の方から横枝が出ていました!

わたしがいないほうが育つってどういうことでしょうか。エアコンかな。

 

置き場所も重要

窓際など明るく暖かい場所に置きます。北側の部屋など暗い場所では育ちが良くないです。

室内に置いていた場合、強い直射日光に当てるとあっという間に葉が焼けて白くなってしまいますので、無理して出さないほうがいいです。外に出す場合には、日陰に置いて、直射日光が当たらないようにします。

カシワバゴムの日焼け

このように焼けると白くなってしまいます。焼けてしまった葉は元に戻りません(涙)。

ちなみに、森林を上から見た場合の天辺、つまり森の屋根になっている層のことを林冠(キャノピー)といいます。キャノピーは高木の樹冠で形成されています。

カシワバゴムは、かなり大きくなる木ですが、自生地ではキャノピーよりは下に生えているそうです。要するに木漏れ日ぐらいがいい感じですかね。

窓際に置いていても、窓のほうに曲がっていくので、少し暗いのかなあと思います。

 

水やりのポイント

夏は水をよく吸うので、鉢土が乾いてきたらたっぷりと水をあげます。冬は、成長がストップしているようなら、乾かし気味でも大丈夫ですが、全然あげないと下から葉っぱが枯れます。

これはわたしの失敗なのですが、ここ2年くらい、水やりが適当だったんですよね。前は鉢をベランダなどに移動して、たっぷり水をあげていたのですが、もうわたしの背丈を超えているので、動かすのが大変で、受け皿に水が出ない程度にあげていたのです。

カシワバゴム

そうしたら、やっぱり成長が悪くなってきました。下の葉が枯れるのが増え、上から出る葉が減りました。

今年は反省して、ちゃんと下から水が出るように水をたっぷりあげるようにしています。成長がよくなったのはそのせいもあると思います。

よく「鉢底から水が出るように」と言いますが、これはなぜかというと、鉢底まで鉢内に均一に水分がないと、鉢底のほうの根が乾いて枯れてしまうからです。

しかも鉢土の上のほうが湿っていて、下のほうが常に乾いているという状態だと、下に根が伸びていきません。根は土が乾いた時に水を求めて伸びていくからです。結果的に、根の量が少なくなり、成長が止まり、下葉が落ちるようになります。

観葉植物

つまり上のほうが乾いていて、下のほうが湿っている状態を保つためには、鉢底から水が出るまでたっぷりと水をあげるのが重要です。受け皿に水が溜まっているのはダメです。根が酸素不足になりますし、雑菌も繁殖しやすくなります。

これは他の植物も同じです。大きい鉢だとズボラな水やりをやってしまいがちなのですが(腰も痛いし)、だんだん成長の勢いが落ちてきたら、根の量が減ってきている可能性があります。根腐れではなく、根が水不足で枯れているのです。

 

大きい鉢の水やりの方法

ベランダや台所で、ジャージャーたっぷりと水をあげるのが最もよい方法です。ついでに葉っぱにも水をかけると埃がきれいになります。

ただ大きくなると重くて移動しにくいですね。

カシワバゴム

これぐらいだったらまだいいんだけど・・・。

カシワバゴム

こうなってくると厳しい。腰が・・・。

そこで、大きい鉢を移動しなくてもデカい観葉植物にたっぷり水やりできる方法を編み出しました。

  1. 大きい受け皿を買う
  2. 大きい受け皿をデカい観葉植物の横に置く
  3. デカい観葉植物をよっこらしょと大きい受け皿に移動する
  4. デカい観葉植物にたっぷり水をあげる
  5. 受け皿に水が出るのを確認する
  6. 下まで水が抜けたら観葉植物をもとの受け皿に戻す
  7. 大きい受け皿に残った水を捨てる

普通ですね(笑)。

うちの場合、カゴに入れているので上に持ち上げないといけないんですよね・・・。本当は入れないほうがいいですね。

大きい観葉植物はテラコッタや陶器の鉢にしないほうがいいですよ。重すぎで動かせませんし、とくにテラコッタは、水が蒸発するのがプラスチックよりも早いです。

 

葉水ってどう?

カシワバゴムの場合、葉水はとくに必要ありません。また葉水は、水やりのかわりにはならないです。

シッサス・ディスカラー

カラテアやシッサス・ディスカラーなど、比較的葉水を好む植物もあります。そういう植物は、熱帯雨林の下のほうの湿度が高い環境に生えています。

また水は蒸発するときに熱を奪うので、葉っぱの表面が冷えます。

たまに上から水をかけて、さっぱりきれいにするのはいいですよ。ただ、あまり寒いときはやらないほうがいいですね。

 

カシワバゴムノキを枝分かれさせるには

先ほど下から横枝が出てきたと書きましたが、基本的には幹がどんどん上に伸びていきます。枝分かれさせたい場合には、適当な位置で幹を切ります。そうするとそこから枝分かれします(たぶん)。

自分は、またデカい鉢が増えると困るのもあって、そのまま上に伸ばしてしまっています。上の葉っぱの重さで幹が曲がってきてしまいました。

カシワバゴム

下から出た枝は、今後どうなるのでしょうか。下すぎるんだよなあ・・・。切って挿し木したらバンビーノっぽくなるかしら。上に伸びるのがもう限界になってきたために、下から枝が出たのかもしれませんね。

 

植え替え・肥料

大きさに合わせて鉢を大きくするために植え替えたほうがいいですが、植え替えないと必ず枯れるわけではありません。

わたしのも一度も植え替えてないです。自分がやってないことを他人にやれとは言えないわ・・・。大きい鉢の植え替えは大変ですよね。場所もないし。

根詰まりしているようなら、5、6月頃にひとまわり大きい鉢に植え替えるといいでしょう。ただ成長が芳しくない場合、根詰まりよりも他に原因があることが多いと思いますよ。

青いテーブル

肥料は、植え替えたときの観葉植物用の土に肥料分が入っていれば、しばらくはそれで十分です。

植え替えをしばらくしていないと土の栄養分が足りなくなってきますから、成長期に入る頃にマグァンプKやハイポネックス(微粉または液肥)をあげるといいと思います。すぐ効かせたい場合には、水やりのときにハイポネックスの液肥を使うのが効果的です。

野菜や花などと違って、観葉植物にはしょっちゅう肥料をあげる必要はないです。

 

おわりに

大きい存在感のある観葉植物がほしい人には、カシワバゴムノキはおすすめです。

背丈の低い植物の背後に背丈のある植物があると、大きい植物が背景になってくれるので、より一層ジャングル感が出ると思います。

観葉植物

窓際に置いていると逆光になってしまうので、あまり写真がないのですが・・・。

バンビーノは、小さいポットで500円で売っているのを見たことがあります。大きいカシワバゴムはホームセンターではあまり見かけないですね。やはりアルテシーマなどと比べると、日本では成長が遅いからだと思います。

自分のはたしか2000円プラス送料だったような気がします。いまは100円ショップでもあるとかないとか・・・。見つけたら即買いですね。

購入するタイミングは夏がいいですよ。調子を崩した場合、冬だと回復しないで枯れてしまう恐れがあります。元気なのが出回るのも夏ですね。

楽天市場でカシワバゴムを探す

大きくなるまで時間がかかるので、大きいのが欲しい場合は、最初から大きいサイズのものを購入したほうがいいですよ。でも小さいのを大きく育てるのも楽しいですね。

ではまた〜。

この記事をシェアする
Previous Post Next Post