多肉植物

クルクルの葉っぱがかわいい。アルブカ・コンコルディアナの育て方

アルブカコンコルディアナ

クルクルの葉っぱがかわいいアルブカ・コンコルディアナ。一昨年の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」で小さな苗を購入しました。

小さかったので昨年は咲きませんでしたが、今年の春にはきれいな黄色い花を咲かせてくれました。

アルブカ・コンコルディアナの育て方を解説します。

アルブカ・コンコルディアナとは

アルブカ・コンコルディアナ(Albuca concordiana)は、ナミビア・南アフリカ原産の球根植物です。このクルリンとカールした葉っぱが特徴です。

アルブカ・コンコルディアナ

アルブカはオーニソガラムと分類されることもあったのですが、分子系統学の研究結果によってオーニソガラムとは区別されるようになりました。

アルブカの仲間では、アルブカ・スピラリス「フリズルシズル」というのが最近よく売っていますね。スピラリスのほうがよく増えるんでしょうね。こんど買ってみようかな。

アルブカコンコルディアナと仲間たち

購入時はこんなメンバーでうちにやってきました。こうやって昔の姿を見てみると、コンコルディアナがいちばん大きくなっています。手前左の姫春星は、根があまりなかったのでようじで立てました。いまもほとんど同じで、大きくなってませんね・・・。後ろは白星、手前右はエケベリア・ティッピーです。

 

アルブカ・コンコルディアナの育て方

購入したときはどれくらい水をあげたらいいかもよくわかりませんでした。正直、いまもよくわかっているとは・・・(笑)。とりあえずこんな感じで育てています。

 

夏は休眠

もっとも大事なポイントです。

アルブカは、暖かくなってくると葉っぱが枯れて休眠します。

休眠中は雨のかからない場所において水を切ります。鉢のまま風通しのよい半日陰において、球根が腐らないようにしてください。わたしはバルコニーに鉢のまま出しっぱなしにしています。大雨のときには少し水がかかりますがその程度なら問題ありません。

 

植え替え

9月に入って涼しくなってくると芽が出てきます。植え替えをする場合には、このとき一回り大きな鉢に植え替えるといいそうです。

アルブカコンコルディアナ

夏越しが初めてだったので心配でしたが、昨年9月12日に芽が出てきてほっとしました。この土は購入時のままです。

アルブカコンコルディアナ

その後水をあげると成長し、10月下旬になって、どうもこのままでは鉢が小さすぎるのではないかという気がしてきたので、遅くなってしまいましたが植え替えしました。そのときの鉢の中の様子。

土を崩さず植え替えしたかったのですが、軽い土なのでぼろっと崩れてしまいました。

アルブカコンコルディアナ

少し大きい深鉢に植え替えました。多肉用の土に赤玉土を少し混ぜたような、そこらへんの土をリユースしたような・・・。

 

置き場

できるだけ直射日光にあてたほうが葉っぱのカールが強くなるそうです。うちは東向きバルコニーなので、午後は直射日光があたりません。なのであんまりクルックルにはならないです・・・。もっと激しくカールさせたい。巻け、巻くんだ。

今年も下の写真のようにまた芽が出てきたのですが、うまくカールするでしょうか。

アルブカコンコルディアナ

その後、さらに2ヶ月ほどたち、11月10日現在は・・・。

アルブカコンコルディアナ

昨年よりも心なしか葉っぱがしっかりとしているような気がします。

(追記)さらにこの翌年2018年初夏に引越しし、南向きの日当たりのいいベランダで暮らすことになったアルブカ・コンコルディアナ。さてどんな巻き具合でしょう。

アルブカ・コンコルディアナ

こんな感じの巻き具合です。まっすぐな葉っぱが出ていますが、子株ができているのでしょうか。また植え替えしなかったので・・・。

2017年と比較すると、日当たりがよくなったので少し巻きが強いです。やはり日当たりが重要なようです。

 

水やりの頻度

芽が出てきたら水やりします。乾燥に強いものの、あまりやらなすぎても葉っぱの先端が茶色くなってしまいます。

水やりの頻度が多いとぐんぐん伸びるのですが、そうするとクルックルにならないですから、先端が枯れない程度に、伸びすぎない程度に、やや辛めがいいんじゃないかと思います。難しいですね(笑)。

 

アルブカの花・種

アルブカコンコルディアナ

春になるとかわいい黄色い花が咲きます。

その後、花を切らずにつけておいたら種ができました。2つ株がないと受粉しないとどこかで読んだのですが、芽がでるんでしょうか。実験してみたいと思います。

アルブカ コンコルディアナ 種

(追記)アルブカ・コンコルディアナの種です。種まきもしてみました。詳しくは下記をご覧ください。

 

おわりに

ガーデンズバイザベイ

シンガポールの植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのサボテンエリアです。コンコルディアナではないみたいですが、きれいなアルブカが咲いています。

アルブカは夏の休眠さえうまくいけば(放置するだけですが)、あとは気づいたときに水をあげるていどで、クルクルのユニークな葉っぱが楽しめ、春にはさわやかな花を咲かせてくれます。

ちょっと入手しにくいかもしれませんが、興味があったら育ててみてください。夏は地上部がなくなってしまいますから、購入は秋がいいんじゃないかな。

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