植物の育て方

種まきのコツ。大事なポイントを押さえてタネから植物を育てよう!

セリンセの発芽

節約ガーデニングや家庭菜園には欠かせない種まきというプロセス。種まきを成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。

せっかくまいたのに発芽しないでがっかり、ということがないように、今回は種まきをする際におぼえておくべき重要なポイントを解説します。


ポイントその1 発芽適温

パンジーのタネ袋

春と秋の彼岸頃は、種まきに適した季節です。気温が、多くの品種の発芽に適した温度になるためです。秋の種まきシーズンは、春よりも短いので時期を逃さないようにしましょう。

春の場合、タネ袋の説明に、親切に「八重桜の頃」と書かれているものもあります。少し発芽適温が高めであるために、十分に気温の上がった八重桜の頃を目安にしてください、という意味になります。

一般的な草花は、15〜20度(低め)、20〜25度(高め)に分けられます。気温が適温になるまで待ち、時期を失しないことが大事です。

タネ袋や本に書いてある種まきの適期はあくまで目安であると考えてください。その年によって、あるいは地方によって気温は異なりますので、タネ袋に書いてある発芽適温が重要です。

日によっても気温は上下しますから、少し暑くなる日には玄関に入れるなど、温度がなるべく適温に保てるように工夫しましょう。

これも重要 好光性種子・嫌光性種子

タネのなかには発芽に光を必要とするもの、光にあたると発芽が抑制されるもの、その中間のものがあります。前者を好光性種子、後者を嫌光性種子といいます。好光性種子に分厚く土をかけてしまうと発芽しにくくなります。タネ袋の裏に必ず書いてありますから確認しましょう。

 

ポイント その3 タネの性質にあわせてまき方を選ぶ

粉のように小さいタネから、ヒマワリのように大きいタネまで、タネの大きさはさまざまです。小さなタネは床まきが適しており、大きめのタネはポットまきが適しています。また直根性のタネは移植を嫌うので直まきします。タネの性質にあわせてまきかたを変えて、失敗を防ぎましょう。

床まき

床まきはプランターや鉢にタネをまく方法です。草花のタネは床まきが最も一般的です。とくに微細なタネに適しています。床まきの手順はつぎのとおりです。

  1. まき床を用意します。プランターや浅鉢などに土を入れます。容器は、果物用の深めの食品トレーなどでも代用できます。土は、できるだけ雑草のタネの混じっていない土がよいですが、とくに種まき用の土を買う必要はないと思います。うちでは草花の場合にはプランターで使用した土を再利用しています。庭の土を使用すると雑草が出てきて、まいたタネなのかどうかわからないということになります。雑草のタネが混じっていないかだけ気をつけてください。
  2. 土を軽く押さえて表面を平らにします。土に水をかけます。あとから水をかけるとタネが流れてしまうからです。
  3. 重ならないように、できるだけ均一にタネをまきます。
  4. ふるいに雑草のタネの混じっていない土を入れて、鉢のうえでふるい、タネの上に均一にうっすらと土をかけます。乾いた土のほうがやりやすいです。土をかけすぎてしまうと発芽できません。タネがかくれるくらいで十分です。
  5. うえから霧吹きで水をかけます。タネと土が密着して落ち着くようにたっぷりかけてください。霧吹きを使用するのは、ジョウロなどで水をかけるとタネが流れてしまうからです。
  6. 適温になるような場所に置きます。乾かしてしまうと発芽しないので、置き場所に気をつけましょう。

まとめると、

  • 先に土を湿らせておく。
  • ふるいで土を薄くかける。
  • 流れないように霧吹きで水をやる。

この3つがタネをまくときのコツです。

上記のまき方を基本として、大きめのタネは、微細なタネよりも少し多めに土をかけます。覆土の厚さは、タネの直径の2〜3倍程度です。土をかけすぎてしまうと、発芽しても土の上に出てくることができません。

種まき

浅鉢にパンジーとビオラをまきました。パンジーとビオラについては、こちらの記事もよかったらどうぞ。

パンジー・ビオラの育て方、ベランダでも種から育てて節約ガーデニング

 

直まき

直根性のタネは、根がまっすぐに伸びないとよく成長しないため、直まきします。ダイコン、ニンジン、ケシ科、マメ科などが該当します。タネ袋に「移植を嫌うので直まきします」と書いてあります。

この場合は、育てる場所に、間隔をあけてタネをまきます。ポットにまいて双葉のうちに移植する方法もありますが、移植のときに根を痛めてしまうとうまく育たないため、素直に直まきしたほうがよいでしょう。

大根

大根です。1ヶ所に3粒ずつまいて、よいものを残します。

大根

大きく育ちますので、育ったときのことを考えて間隔をあけておきましょう。

ちなみに直まきというほどではないですが、わたしは庭で採れたタネは、花がらを切るときに、その場で地面にぱらぱらとまいてしまいます。土をかけることさえしませんが、ニゲラ、オダマキ、エリンジュームなどが庭のあちこちから出てきます。

 

ポットまき

育苗したいタネはポットまきにします。秋にまいて春に花が咲くけれども霜に弱いので地面に植えられない、畑に植える場所がない、そのようなときにポットまきにします。とくに大きめのタネをまくのに適しています。また根を傷めずに植え付けできるという利点があります。

ポットに土を入れて、穴をあけ、タネがたくさんあるならば、1つのポットに3粒くらいずつまきます。発芽したら間引いて、元気なものを残すようにするといいでしょう。

枝豆の発芽

枝豆です。枝豆は移植を嫌うのですが、苗のうちに畑に植えればポットまきでも大丈夫です。うちでは畑や花壇に場所があいていないので先にまいておいて、場所があいたら畑に植え付けています。直まきすると発芽する前に鳥に食べられやすいです。

アロエの発芽

アロエです。ペグレラエ、ラモシシマ、マルロシー、クロウジアナ、ロンギスティラをまきました。

 

ポイントその3 酸素

学校で習った発芽の3条件、おぼえてますか? 水、温度、それから酸素です。わたしは忘れてました(笑)。

乾かしてはいけないのでつい水をたくさんやりがちですが、つねに水につかっている状態だとタネが酸素不足になってしまいます。また水が多いと発芽した苗がひょろひょろになりがちです。

種まきのときにたっぷり水をあげたら、あとは乾かさないように、軽く湿り気のある状態を維持するだけで大丈夫です。

ガーデンレタスの発芽

ルーフバルコニーで育てているリーフレタスです。屋根がなくて雨が多かったので、ちょっとひょろっとしていますかね。非結球型のレタスは簡単なのでおすすめです。すぐに食べられ、長期収穫でき、虫もつかない、といいことずくめです。

 

おすすめの本

NHKの『やさいの時間』でおなじみの藤田先生の本です。分厚い本ですが、こちらの本が1冊あればどんな野菜でもつくれるのではないかというくらいに、たくさんの野菜の作り方が載っています。

わたしはこれを父にプレゼントしました。めきめき上達し、さまざまな野菜をつくってくれるようになりました。ボケ防止にもいいと思います(笑)。これから畑をやりたい人には、超絶おすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

ブログ村のガーデニングブログランキングに参加しています。応援クリックお願いいたします!


Previous Post Next Post

You Might Also Like