北九州市にある河内藤園に藤を見に行ってきました。藤のトンネルが、それはそれは見事でした。見頃の予想や行き方などを解説します。
北九州の藤の名所・河内藤園
北九州市八幡東区にある河内藤園はアメリカのCNNで紹介されて世界的に有名になり、近年は国内外から多くの観光客を集めています。総面積はなんと3000坪。豊かな自然のなかにある私営の藤園です。
やや交通の便は悪いですが、周りが緑なのがいいですね。園内には、110メートルと80メートルの藤のトンネル、2つの藤のドーム、100坪の大藤棚が山の斜面に設けられています。だいたいゴールデンウィーク頃に見頃を迎えます。
美しい藤のトンネル
入口を入るとすぐ右手に110メートルの大トンネルの入口があります。わああああ。きれいだ〜〜。
10時頃に到着しましたがトンネルの下はお客さんでいっぱいです。一色ではなく紫、ピンク、白の異なる品種が植えられているので美しいグラデーションになっています。
2017年5月3日。まだ先端まで咲ききっていませんが、咲き進むにしたがって色があせてきます。うちにもフェンスにからませた同じ藤があります。かなり生育旺盛です。将来的にどうするのか頭がいたいです。
この藤はピンクがかった紫。外国からのお客さんもたくさんいて、皆さん写真を撮っています。人が多い割にはお店がなくて静かなのがまたいいです。有名になる前はもっと静かだったのでしょう。
こちらは完全にピンクの藤と白の藤。若葉も緑がきれいです。
トンネルの出口ではモッコウバラが満開でした。トンネルを出ると2つの藤のドームがあり、中に入ることができます。
上の道へのぼると、大藤棚を見下ろすことができます。向こうに山が見え、すばらしいロケーションにあることがわかります。大藤棚は1000坪の広さがあるそうです。こちらは紫の野田長藤がメインです。
河内藤園の行き方
駅から離れた山の中にあり、以前は公共の交通手段がなかったのですが、昨年は駅からのシャトルバスがあるとホームページに出ていたので、ブリティッシュエアウェイズのマイル(往復9000マイル)でJALの航空券を発券し、1泊2日で行ってきました。
シャトルバスは藤の開花時期にのみJR鹿児島本線八幡駅から出ています。マイクロバスなので積み残されないように早めに並びましょう。また予約チケットを持っていないとバスに乗れません。
山中にあるため途中から登り道になります。距離もありますし、八幡駅からの徒歩はやめたほうがいいと思います。
駐車場は200台あります。車で行かれる方は下記のアクセスマップをご覧ください。
前売り予約チケットが必要
藤の時期は混雑・渋滞緩和のため、前売りの予約チケットを購入しないと入園できません。2019年は、4月20日から5月6日まで予約チケットが必要です。
日時を指定しコンビニで購入
予約チケットは2019年は3月16日から発売されており、全国のセブンイレブンとファミリーマートの端末で購入できます。購入方法は下記のリンクからどうぞ。
混雑緩和対策として、販売枚数を制限しており、日にちと時間帯を選んで購入しなければなりません。チケットの変更、キャンセルはできませんので、よく計画を練ってから購入しましょう。
入園料
予約チケットは1枚(大人1名)500円です。ただし、藤の開花状況によって入園料金が変動します。したがって入園料が1000円の時は500円、1500円の時は1000円の追加料金を入園時に支払うことになります。
咲き始め、咲き終わりは500円、見頃は1500円、その中間は1000円です。わたしのときはちょうど見頃だったので1000円を追加で払いました。
詳しくは河内藤園公式サイト「開園時間・料金」ページでご確認ください。
わたしは午前中に河内藤園を訪問し、午後は門司港を見て、夕方の飛行機で東京に帰りました。ゴールデンウィーク中は人が多いので、できるだけ早い時間帯に訪問したほうがいいと思います。
シャトルバスも帰りは渋滞に引っかかって少し時間がかかったので、フライトの予定がある人は余裕を持って移動しましょう。
見頃の予想
見頃は暖かい日が続くと前倒しになります。わたしが訪問したのは2017年5月3日です。先端まで咲いたのはこの翌々日あたりで、見頃の初日といったところでしょうか。
また、咲き進むにしたがって色あせて茶色いところが出てくるので、咲き終わりよりは咲き始めのほうがいいでしょう。
素人の予想ですので、ご参考までに。
河内藤園公式サイトでも開花情報を確認できます。
おわりに
桜もいいですが、藤の美しさも「日本に生まれてよかったなあ」という気持ちにさせてくれますね。イギリスでもたまに壁に這わせているのを見かけますが、棚やトンネルになっているのは見たことがありません。気候的にキングサリのほうが適しているようです。
CNNの「日本の最も美しい場所31選」に選ばれた河内藤園。藤の名所は各地にあるものの、せっかく日本に住んでいるのだから一度は行ってみたい場所です。
お出かけの前には必ず河内藤園公式サイトで最新情報をご確認ください。
ではまた。