植物の育て方

植えっぱなしでよく増える球根と増やし方のコツ。お金をかけずに時間をかけてお庭を花でいっぱいに!

春の花

冬になる前のこの時期は、球根や苗の植え付け、寒さに弱い植物の掘り上げなど、春に向けての園芸作業が忙しい季節です。

でも天気が悪かったり、忙しかったりして、秋に新しい球根を植えられないときもあります。そんなときでも植えっぱなしでも咲いてくれる植物があれば、春の庭も花でいっぱいにすることができますね。

そんな植えっぱなしでよく増える球根と育て方のコツをご紹介します。


水仙

まずは定番の水仙。早春にクロッカスの次に咲きはじめます。殺風景な庭に春を連れてきてくれます。

20年前くらいに、タキイかサカタで水仙のお徳用パックを購入しました。品種名がついていなかったのですが、さまざまなタイプが入っていて、庭のあちこちで咲いています。種苗メーカーの通販で初めて球根を購入したのですが、ホームセンターで売っている球根よりも大きくてきれいで「ほおー」と感心しました。

水仙

上の写真で一番手前にあるオーソドックスなタイプが一番増えます。白とか大きめのは、それほどでもありません。めずらしいタイプを買いたくなりますが、どんどん増やしたければオーソドックスなものがいいかもしれません。

ちなみに上の写真の真ん中あたりにあるスズランみたいな白い花はスノーフレークといって、これも球根でよく増えます。かなり引っこ抜いて整理しましたが、球根が残っているとじわじわとまた増えます。

水仙

ヒドコートマナーガーデンの水仙です。これもオーソドックスなタイプですね。定番のタイプが一番増えるのでしょう。

日本水仙は、うちでは葉っぱばかり異常にしげってしまい、花は少ないです。近所でもあまり見ないので、当地にはあわないみたいです。葉っぱが痛みやすいのと分球しすぎているのが原因かなと思います。面積だけはやたらに増えていくのですが・・・。

水仙

この小さい水仙がお気に入り。黄色が濃くてかわいいです。背丈がないので花壇にあいます。わりと早咲きのタイプです。品種はTête-à-têteでしょうか? ティタティタとかテータテートとか、いろいろな表記で流通していますが、フランス語なので「テット・ア・テット」ですね。テットは頭。頭を寄せ合って内緒話している、という意味だそうです。

 

水仙の増やし方のコツ

植え付けは適当で大丈夫です。うちでは土を掘るとあちこちから出てくるので、球根2個分くらいの穴を掘って埋めておきます。本当は秋がいいのかもしれませんが、いつでも大丈夫です。

水仙

花が咲いたあとに花茎を切ります。花が終わったあとでも葉っぱは残しておきます。栄養が葉っぱから球根に行くようにするためです。このときに化成肥料を少しだけパラパラとまいておきます。

水仙

葉っぱだけで見苦しいというときや、風通しをよくしたいときには、このように葉っぱを束にしてねじっておきます。適当にやったのでむしろこのほうが汚いかもしれません(笑)。

この方法は、イギリスでときどきみかけます。花壇の中など、何も植わっていない状態だと見苦しいので、このようにして葉っぱを見えないようにして球根を太らせるようです。茎を折って倒しておくだけのパターンもあります。

普通に伸ばしておいたほうが光合成しやすいので、必要な作業ではありません。このとなりにキョウカノコがあって、うどん粉病に弱いので風通しをよくするためにやってみました。

葉っぱが黄色くなってきたら、根元から切って片付けましょう。球根はそのままです。掘り上げません。

水仙

ちょっときゅうくつですね。増えすぎたら球根を分けて植え直してあげると、まわりにスペースができるので、また増えやすくなります。

ムスカリと水仙

こういう八重の大きい水仙は咲くのにパワーが必要なせいか比較的増えにくいです。しっかり肥料をあげないと球根がやせるのかもしれません。

 

シラー・ペルビアナ

次はシラー・ペルビアナです。ややめずらしいかもしれませんが、ホームセンターで秋に球根が売っています。先日見たら1個で399円でした。うちの球根、売ったら全部でいくらかしら・・・(ゲス顔)。

シラー・ペルビアナ

とても複雑な構造をしている花ですよね。小さな花がピラミッド状になっていて、どんどんと上に咲いていきます。

シラー・ペルビアナ

球根1個からは1本しか花は咲きませんが、年々本数が増えていきます。手前でボケているのはオダマキ。こぼれダネでよく増えます。

チューリップとエニシダとシラー

紫といったらいいのか青といったらいいのか、この色は黄色にあいますよね。黄色と緑と紫の組み合わせが好きです。ただ、すごく頭が重いので、あまり切花向きではないです。

 

シラー・ペルビアナの増やし方のコツ

基本は水仙と同じで、花が咲いたら花茎を切り、葉っぱをそのままにしておくだけです。秋になると当地では芽が出てくるので、混み合ってるようであれば、分けて植え直します。するとまた別の場所で増えます。混みあっていても咲きますが、植え直したほうが球根が増えやすいです。

 

ムスカリ

増える球根の定番ムスカリです。これも水仙と同じく20年くらい前にタキイかサカタの通販で購入しました。最初は20球とかそんな数だったと思いますが、いまは増えすぎて雑草扱いです。

ムスカリ

当時はムスカリというとこのタイプしかなかったと思うのですが、いまはいろいろなタイプがあるみたいですね。

ムスカリ

うちにある品種の欠点は、葉っぱがこのようにソバみたいに(って表現わかりますかね?)細くて寝てしまうことです。葉っぱがもっとしっかりしているタイプもあるようなので、そちらをおすすめします。

ちなみに、ムスカリの上の白い花はイベリスです。これは球根ではないですが、横に大きく広がっていくので、雑草を防ぎたい場所におすすめです。1つの苗で大きくなりますし、挿し芽もできます。

奥の黄色いのはプリムラです。プリムラは暑さに弱いのですが、この黄色いのだけは毎年咲いて株が増えています。木の下など涼しい場所に植えるのがポイントです。

ムスカリとハナニラ

ムスカリとハナニラとイベリスが一緒に咲いています。

クリスマスローズとムスカリ

クリスマスローズとムスカリ。ムスカリはけっこう何にでもあってポイントになりますよね。

 

ムスカリの増やし方のコツ

水仙と同じです。植えておけば勝手に増えます。球根が増えすぎて地面の上に出てきてしまうことがあるので、混み合ってきたら植え直しましょう。

 

ハナニラ(イフェイオン)

これはムスカリ以上に雑草化しています。どんどん増えます。超タフです。

数年前に母が「雑草よけになる」といってあちこち分球させたらしいのですが、その後爆発的に増えました。芝生の中にも点々と咲いてけっこうきれいですね。

花壇の外に咲いているのでしょっちゅう足で踏まれているわけですが、全然平気です。

ハナニラ

 

ハナニラの増やし方のコツ

放置で増えます。花柄摘みを含め何もしていません。世話したらもっと増えるかもしれませんが・・・。かといって、植えたら最後退治できなくなる、というほどでもないと思います。うちではモントブレチアが厄介者扱いです。アガパンサスの間から出てくるので、見つけたら引っこ抜いているのですがなかなか完全に退治できません。

 

ジャーマンアイリス

ムスカリやハナニラほどではありませんが、ジャーマンアイリスもよく増えます。特別難しいことはなく、初夏の開花時期はお庭が華やかになります。

ジャーマンアイリス

この薄い紫のは新入りなのでまだ少ししか咲きませんが、後ろにある紫色のタイプは昔からあるためたくさん咲きます。

手前のピンクはシャクナゲ。黄色はエニシダです。

ジャーマンアイリス

チェルシーフラワーショーにて。ジャーマンアイリスにはさまざまな品種があります。濃いめの色もすてきだし、あわい色のもすてき。お好みの色を探してみましょう。

 

ジャーマンアイリスの増やし方のコツ

水仙と基本的に同じです。花が咲いたら花茎を切ります。大きいので本数があるとけっこう大変・・・。

秋になって葉っぱが枯れてきたら切って片付けます。掘り上げは不要です。

ジャーマンアイリスは球根ではなく芋です。芋が混み合ってくると花が減るので、秋に別の場所に植え直します。このとき深植えにならないようにします。芋の背中が地上に半分でているくらいの浅植えで大丈夫です。

軟腐病にかかりやすいようですが、うちではなったことがないので、水はけが極端に悪くない場所であれば心配いらないと思います。梅雨の時期に移植するのはやめたほうがいいかもしれません。

 

まとめ

春の花

このほかにも植えっぱなしOKのものはたくさんありますが、今回はとくに簡単で増えやすいものを中心にご紹介しました。水やりも地植えであれば基本的に降雨のみで大丈夫です。

増えやすいといっても植物ですから、庭中いっぱいにするには時間がかかります。お金をかけずに時間をかけて、気楽に気長に楽しみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

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