イギリス

ブロートングランジを訪問。水彩画のような色彩が美しいイングリッシュガーデン

ブロートングランジ

英国ガーデン紹介シリーズ、今回はブロートングランジです。

個人の庭園のために決まった曜日にしか公開されていませんが、水彩画のような花壇がとても美しく、記憶に残るガーデンでした。

ガーデンの見所と行き方をご紹介します。


ブロートングランジ

英語ではBroughton Grangeと書きます。場所はロンドンから100キロほどのBanbury(バンブリー)という町の郊外にあります。バンベリーとも表記されますがバンブリーのほうが近い気がします。

ブロートングランジは、2001年にトム・スチュアート・スミス(Tom Stuart-Smith)というガーデンデザイナーによってデザインされました。邸宅と敷地はビクトリア時代からあったものの、庭はまったく何もない状態からデザインしたそうです。

6エーカーの傾斜した敷地に3段のテラスが設けられており、ちょうどわたしが訪問した6月は温室手前の花壇がとてもきれいでした。

ブロートングランジ

花壇の中は、通路があって通れるようになっています。いろいろな角度から色彩の重なりを楽しむことができます。

色彩だけでなく、フォルムとテクスチャーも絶妙ですね。円柱をイメージさせる針葉樹、丸いアリウム、ラムズイヤーのもこもこ感。カラー、フォルム、テクスチャー。デザインの3要素。

ブロートングランジのアリウム

この日はものすごく暑くて、写真を撮るどころではないというか、液晶がまったく見えない状態で写真を撮っていました。頭が暑かった・・・。

でも植物がキラキラしてとてもきれいでした。あまりにきれいなので、なんども花壇の中の通路を行ったり来たりしました。

ブロートングランジ

フウロソウのなにか。濃さがさまざまな紫系の植物が多めに使われています。

ブロートングランジ

奥のほうにはキッチンガーデンも。限られた面積にいろいろな要素が詰め込まれています。ただ、全部が同時期に見頃というわけにはいかないのがガーデンの難しいところです。

 

温室

ブロートングランジ

それほど大きくないですが温室もあります。温室のなかはパーラムハウスのほうが面白いかな。

ブロートングランジの温室

でも温室のなかって好きです。温室で作業するところをイメージするとワクワクします。ああ温室ほしい。多肉植物とか種まきした苗とかいろいろありました。

ブロートングランジの温室

見たことないアエオニウムです。というかアエオニウムに見えない。「バレリーナ」という品種です。白っぽい光沢があってエケベリアっぽいですね。

ブロートングランジの温室

アエオニウム多し。ここはアエオニウム推しだったんだな。多肉植物の水やりはかなり辛めのようす。ちょっと干からび気味。

ブロートングランジのアエオニウム

外にも陽射しを浴びて幸せそうなアエオさん。

 

水路&池

水彩画ガーデン(と勝手に名付けた)の先には、モダンな感じの池があります。個人のお宅なんですよ・・・。

「ねえ、あなた、池もあったほうがいいと思わない?」

「そうだね、ハニー。きみ、池もつくってくれ」

ブロートングランジ

この四角の飛び石がモダンな印象。

テラス状になっているので、先が見通せていいですね。斜面が効果的に生かされています。

ブロートングランジ

上のテラスの花壇内にも水路があって、池に水が流れ込むようにデザインされています。

ブロートングランジ

池の手前にはベンチ。日よけがあったほうがいいけど、日よけを立てると上のテラスから池が見えなくなりますね。だからあえての日よけなし。しかしこの日は暑かった。日陰で立って休憩しましたよ・・・。

 

トピアリーヘッジ

そしてこの池の先には特徴的なトピアリーヘッジガーデンがあります。

ブロートングランジ

このトピアリーヘッジガーデンは、春にはチューリップが咲きます。チューリップが終わって、そのあとに夏に咲く花の苗が植えられています。まだ植えられたばかりのようで、小さい苗でした。日本だと、すでに咲いている花を植えてしまうような気もします。

 

スタンペリーガーデン

スタンペリーガーデンというのは、木の切り株を生かしたガーデンのことをいいます。アランデル城にもありました。あちらも新しいガーデンなので最近の流行りでしょうか。ギボウシやシダなど日陰系の植物とあわせるようです。

ブロートングランジ

テラスの一番下のほうは、ややジャングルみたいに木が茂っています。この向こうにスタンペリーガーデンがあります。

ブロートングランジ

アルケミラモリスの黄色い花がいっぱい。以前植えたことがありますがなくなりました。日本では暑すぎて無理なのかな。

 

ブロートングランジの営業時間

ブロートングランジは限られた期間の限られた曜日にしか公開されていません。

2017年には5月から9月の水曜日(10時から4時まで)に公開されていました。料金は8ポンドです。

訪問される方は、ブロートングランジの公式サイトから公開日を確認して計画を立ててください。

ブロートングランジ

チケット売り場で飲み物やケーキを売っています。お腹がすいていたのでケーキを買おうと思っていたら、チケットを売っていたお兄さんが「最後だからあげる」とタダでくれました! よほど腹ペコに見えたのか・・・。その人はヘッドガーデナーのお兄さんか弟さんでした(双子って言っていた気がする)。

このガーデンでは4人のガーデナーが働いているそうです。ボランティア募集していたので「やりたい」と言ってみたのですが、遠いよなあ・・・。

アストランティア

宝くじに当たったらこんな庭がほしいと言ったら、宝くじに当たってもここは買えない、と言われてしまいました(笑)。いやまあただの冗談ですので。

 

ブロートングランジの行き方

ロンドンのメリルボン駅からバンブリー駅までは電車で1時間ほどです。早めに購入すれば電車代も安く、往復11ポンドほどです。

わたしはバンブリーに1泊したので、駅でタクシーを拾い、荷物をホテルに預けてそのままブロートングランジに向かいました。6ポンドでした。バンブリーの駅前にはタクシーがとまっていました。いつもいるわけではないと思うので、できれば予約しておいたほうが確実です。

ブロートングランジのバラ

タクシーのドライバーは、行きの人も帰りの人もブロートングランジのことを知りませんでした。車で行く人がほとんどでしょうし、そもそもそんなに訪問者も多くありません。

ポストコード(郵便番号)をカーナビに入れれば道案内が表示されるので、場所がわからないと「ポストコードは?」と言われます。念のためにポストコードをメモっておきましょう。帰りは電話で呼んできてもらいました。ホテルまで8ポンドでした。

 

おわりに

ブロートングランジ

ロンドンから日帰りでのガーデン訪問におすすめです。

敷地は広いですが、花が咲いているエリアはそれほど広いわけではないので、写真をたくさん撮る人でも1時間もいれば十分だと思います。

時期によってさまざまな植物が楽しめると思いますが、温室前の花壇エリアがきれいな時期をおすすめします。チューリップの時期だと、おそらくそれ以外はあまり咲いていないでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

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