ポルトガル・マデイラ島の絶景ポイントの一つ、ピコ・ド・アリエイロ(Pico do Arieiro)。車で行くことももちろんできますが、レンタカーを借りない場合には、島の東側をめぐるバスツアーで行くのがおすすめです。
2016年4月にバスツアーで訪問したときの様子をご紹介します。
ピコ・ド・アリエイロ
ピコ・ド・アリエイロはマデイラ島で3番目に高い山です(海抜1818メートル)。
上の写真はピコ・ド・アリエイロに向かう途中の反対側の山から撮影しました。下を見るとかなり怖いです。運転手兼ガイドさんが「ほら、外に出ないのか?」といったのですが、風がビュービュー吹いていて、皆さん「NO〜!」でした。
てっぺんの右のほうに、白いゴルフボールのようなものがありますね。ゴルフボール状の物体は空軍のレーダー基地で、あの場所がピコ・ド・アリエイロになります。
晴れていれば見晴台から四方の山々が見渡せます。トレッキングコースがあり、1日1000人ほどがトレッキングに参加しています。
「落ちたら死ねる・・・」という細い道を、けっこうな数の大型・小型バスが山頂目指してやってきます。フラワーフェスティバルの時期だったからかもしれません。レンタカーで行かれるかたは十分に気をつけてください。駐車場っていう駐車場もなかった気がするなあ・・・。
右手の高くなっているところが見晴台です。風が強く体感温度はマイナスです(ブルブル)。
マデイラ島はマイクロクライメット(微細気候)といって、この狭い島に7つくらいの気候帯があるそうです。
したがって、フンシャルでは暑いくらいでも山頂は寒い、ということがありえます。1800メートルの高低差があれば当たり前ですが。
景色を見るだけなら数分ですから、そこまで着込まなくてもいいと思いますが、旅行中は体調を崩しやすくなっていますので、上着と首に巻くものくらいは用意しておきましょう。
見晴台から歩いている人たち。この辺りまでなら特別な装備がなくても行けますね。
バスツアーだとあまり時間もないし、とにかく寒いので、わたしはツアーの皆さんと一緒にカフェに入ってあたたかいものを飲んでいました。
観光バスが来るのでトイレはものすごい混んでいます。行列ができていたので入れませんでした。
ギフトショップは下界よりも高めかなと思いました。特別ここで買わなくてもいいでしょう。
強風のなか向こうの山を目指していく人たち。やってみたいような気もするけど、寒くないんでしょうか。
このバスツアーでは島の東側を1日でまわるためトレッキングをする時間はありませんが、ピコ・ド・アリエイロのトレッキングのみの現地ツアーもあります。
エキウム・カンディカンス、別名Pride of Madeira(マデイラの誇り)。フンシャルやエイラ・ド・セラードでは咲いていましたが、山頂は寒いのでまだ咲いていませんでした。
現地バスツアーの内容
このバスツアーでは、9人乗りくらいのマイクロバスで、マデイラ島東側の見所を1日で効率よくまわることができます。ホテルにも送迎してくれます。
ピコ・ド・アリエイロ以外の見所
カマシャ(柳細工を見学)
サンタナ(赤い古民家がかわいい)
リベリオ・フリオ(マス養殖場)
ラム酒醸造所
このほか数ヶ所の景色のよいポイントで停車してくれます。
サンタナでお昼をとるのですが、レストランで食べたければそれは別料金です。希望すると予約を入れておいてくれます。
料金は28ユーロ。サイトから申し込むと割引で25ユーロでした。
以上、2016年4月のバスツアーの内容です。
詳しくは下記のページをどうぞ。
ほかの会社もありますのでお好みにあわせて比較検討してみてください。