少し前にレデボウリア・ソシアリス・ビオラセアを購入しました。本命ではなく通販のついで買いだったのですが、ワイルドな葉っぱとかわいいお花がすごい気に入ってしまったのでご紹介します。
レデボウリア・ソシアリス・ビオラセア
レデボウリア・ソシアリス(Ledebouria socialis)は南アフリカ原産の球根植物です。
1870年にイギリスの植物学者のジョン・ギルバート・ベイカーが論文の中でシラー・ソシアリス(Scilla socialis)という名称で紹介したのが最も古い記録です。その後、1970年に、シラー属からレデボウリア属に分類が変更されました。
ジョン・ギルバート・ベイカーは12歳から植物採集を始め、10代から学術誌に論文を投稿。32歳でキューガーデンの助手になり、のちに植物標本室の責任者を任されました。
65歳で退職した1899年にはリンネメダルを受賞。1897年には、最初の受賞者の1人として王立園芸協会の最高位であるヴィクトリア名誉メダルを受賞。1907年には、園芸の発展に功績のあった人物に贈られるヴィーチ記念メダルを受賞しています。
ジョン・ギルバート・ベイカー(画像:パブリックドメイン)
いい顔してるおじいちゃん! 植物すごい好きそう!
ちなみにレデボウリアという名前は、ドイツの植物学者カール・フリードリヒ・レーデブーアに由来しています。
ソシアリスは、コロニーを形成するという形質を意味しています。集団を形成する、群れるということです。ぼっちではないわけです。
鉢の中に球根がぎゅうぎゅうに詰まっていますが、隙間から新しい芽が出ています。早急に植え替えが必要です。
ビオラセアという園芸品種名は、紫の花をつけるという意味です。
和名は豹紋
和名は「豹紋」といいます。なぜならば葉っぱがヒョウ柄っぽいからです。
わかりやすくていいね。かっこいいしね。
昔の人がつけたのかなと思いますが、漢字の植物名ってセンスありますよね。
最近のカタカナの名前は、ラズベリーなんちゃらとか、なんとかアイスとか、なんとかミルフィーユとか、食べ物の名前が多いのはなぜなんでしょうかね。パイナップルとかは見た目か・・・。
食べ物の名前は確かに女性にアピールしますし、イメージは伝わるけど、ターゲットを決め打ち過ぎるのもどうなのかなと思ったり。男の人は手に取りにくくないかしら。その反動が「男前なんとか」なのかなあ。
男の人のお部屋にかわいいお花があってもいいと思いますけどね。
まあそんなことはどうでもいいんですけど、この豹紋は葉っぱがワイルドなヒョウ柄なのに、こんな小さいかわいい花を咲かせるんですよ。室内に置いているのでちょっと伸びちゃいました。
外側はガクでしょうか? 紫色の雄しべ?の先端に黄色い花粉? 花弁は? ガクっぽいけど花弁なのか?
ちょっと老眼なので、実物をじっと見てもよくわかりません(笑)。アルブカに似ていますが、アルブカよりも小さいです。
同じ鉢の中に、色の薄い葉っぱがあります。もしかしたらこちらはビオラセアではなくパウシフォリアかもしれません。だったらラッキー。
パウシフォリアは「葉が少ない」という意味です。
豹紋の育て方
まだうちに来たばかりなので、細かいことはこれから観察したいと思いますが、気づいたことを少し。
いまは窓の近くに置いていますが、パウシフォリアっぽい葉っぱの部分に斑がなくなってきている気がします。花茎も少し伸びすぎです。窓際でも暗いのかもしれません。花が終わったらベランダの日陰に置こうかと思います。
水切れには強い植物ですが、買ってから水やりをしないでしばらく置いていたら、少し葉が枯れてきました。葉がパリパリになって干からびます。
多肉と観葉の中間のようなイメージで、鉢内がしっかり乾いてから水をあげるといいのではないでしょうか。
おわりに
胡蝶蘭の花がまだ咲いていたので切って小さい瓶に生けました。今年はお花をあまり見ていないので、こんな小さな豹紋や胡蝶蘭の花でも部屋にあると癒されますね。
ヒョウ柄がおしゃれ。花もかわいい。しかも増える。
室内にずっと置くと徒長するだろうけど、ボヘミアンなインテリアやインダストリアルなインテリアにも合うかも。
レパード柄をシックに着こなせるおしゃれピーポーにも、わたしのように着こなせる自信がない普通の人にもオススメ!
昨日、ヴォーグ編集長のアナ・ウィンターの動画見てたんですよね。70歳だって。すごいね。絶対的おしゃれ番長。かっこいいなあ。
ではまた。