本日、月間ページビューが10万PVを超えました(感涙)。今日はブログのテーマ(ジャンル)の決め方について、自分の経験に基づきポイントを解説します。雑記で行くか、1つのテーマに特化するかを迷っている人にもお役にたつと思います。
目次
当ブログのPV数
まずはブログの現状についてお話しします。開設は2016年10月ですが、超スローペースなので現時点で公開している記事数は226記事。
昨年5月に7万PVを超えたのに、その後失速し、Googleアップデートのせいか、単純に夏の記事がないからなのかわかりませんが、7、8月の超低迷期を経て、秋からじわじわとまたもどってきました。
そして3月に7万5000pvを上回り、4月に9万PVを超え、今日ふとPVを見ると、キタ〜!!10万PV!
読みに来てくださる皆さまのおかげです。ありがとうございます(ぺこり)。
まだ5月はあと1週間あるから12万PVくらい行くのかな(追記:13万7000PVでした!)。でもまた夏に下がると思うのよね。あまり夏のネタ書いてないので・・・。
一寸先は闇やで・・・。Googleさんはそんな甘くないんやで・・・。
というわけで、10万超えは今月だけかもしれないので、ドヤ顔で書きます(笑)。
ニッチなブログのテーマの決め方です。
ブログを書く理由を明確化する
ブログを書く理由は人によってさまざまだと思います。まずは「なぜ」ブログを書くのかを明確化しましょう。
ビジネスコンサルタントでベストセラー作家でもあるサイモン・シネックは、有名なTEDトークのなかで、ビジネスは「Start with Why(Whyから始めよ)」と言っています(TEDトークで最も視聴されたプレゼンらしいです)。
How great leaders inspire action(Youtube)字幕付き
あなたにとっての「Why」は何でしょうか。「なぜ(Why)」それを行うのかが明確でなければ、「どうやって(How)」、「何を(What)」提供するのかも明確にできません。
たとえばAppleは、テクノロジーを通じて人々の暮らしを豊かにするという「Why」をブランドを通じて打ち出しています。
- Why 人々の暮らしを豊かにする
- How イノベーション、優れたデザイン
- What 製品(iPhone, Mac, iPad)
Appleの商品が好きな人は、Appleの製品ならば他の商品も購入する傾向があります。Appleという会社の理念に共鳴し、信頼しているからです。
また前にイーロン・マスクのトンネル掘削会社が唐突に火炎放射器を発売したことがありましたが(笑)、イーロン・マスクの会社だから話題になるし、何に使うのかわからない火炎放射器でも買う人がいます。
日頃からWhyを明確に打ち出しているからこそ、それを応援するファンが多く、他の商品も売れるのです。
サイモン・シネックは「多くの企業はWhatからHowを考えていて、Whyがすっぽり抜け落ちている。順番が逆だ」と指摘しています。
Whatからではなく、Whyから始めよ、と。
この考え方はブログにも応用できます。ブログだったら「なぜブログを書くのか」から考え始めましょう。
Whyを明確にできましたか。
ではそれを文章化しましょう。
それがあなたのブログの「ミッションステートメント」です。
ミッションステートメントを書く
ミッション(mission)とは使命、ステートメント(statement)とは声明のことです。ちょっと大げさですね(笑)。
ちなみにこのブログのaboutページには「当ブログは、旅好き庭好きの人々に役立つ情報を発信し、緑豊かな暮らしをお手伝いすることを目標としています」と書いています。ブログを開設したときに書きました。
ミッションというほどでもないけど、一応そんなイメージで始めました。
なぜブログを始めたいかを短い文章で書いてみてください。たとえばこんな感じです。
- 大人になってから英語をやり直したい人が自信を持って英語を話せるようにしてあげたい。
- イギリスが大好きだからイギリスの良さを日本の人にもっと知ってほしい。
- アレルギーがあっても食べられるお菓子のレシピをアレルギーのお子さんのおやつに悩んでいるお母さんに教えてあげたい。
このようにしてミッションステートメントを明確に書くことができれば、あとはもう簡単です。ミッションステートメントが明確なブログのほうが読者がつきやすいと思います。
いわゆる「特化ブログ」とか「専門ブログ」と言われるものがこれにあたります。
逆に、ここでやりたいことがいくつも浮かんでしまう人もいると思います。
またミッションステートメントが明確に書けても「ほかのことについてもちょっと書きたいな」という人もいるでしょう。
その際に考えるべきことを次の項目で説明します。
テーマを絞る
雑記ブログのように、複数ジャンルにまたがってブログを書くときに考えるべき点は、読者層、親和性、相乗効果です。
書きたいテーマがいくつもあって、たとえば「イギリス」「英語」「お菓子」「釣り」だったとします。
イギリスが好きな人は、英語を上達させたいと思っているかもしれませんね。お菓子も好きかもしれません。釣りはどうでしょうか。
つまり親和性の低いテーマだと、他の記事をあまり読んでもらえないのです。イギリスについての記事を読みに来た人は、絶対に釣りの記事は読みません。
逆に、たとえば編み物についてのブログで、刺繍の記事を書いた場合には、編み物しかしない人も刺繍の記事を読んでくれるかもしれません。親和性が高いからですね。その結果、全体のPVが増えます。つまり相乗効果が期待できるわけです。
アレルギーのお子さん向けのお菓子レシピの記事を読みに来たお母さんは、子育てネタにも興味があるかもしれませんし、美容にも興味があるかもしれません。片付けや節約にも興味があるかもしれません。
ですから、いわゆる雑記ブログでも、まったく関連のないテーマをごちゃごちゃに詰め込むよりは、ある程度親和性のあるテーマに絞ったほうが効果的です。
ニッチすぎるテーマは避ける
一方で、あまりテーマを狭くしすぎるのも問題です。ニッチすぎるとそのテーマに興味のある人がいません。
たとえば「素焼き鉢が好きだ。変態的に好きだ。素焼き鉢ソムリエだ」という人がいたとします。毎日毎日素焼き鉢のことだけです。
誰も興味ないわけです(笑)。
あれ、なんかちょっと読みたいかなと思っちゃった・・・(汗)。
決めたテーマを市場調査する
だいたいテーマが決まったら、市場調査をしましょう。
たとえば、わたしのブログの場合、旅もテーマの1つなのですが、国内の観光スポットは検索結果の上位に表示されにくいです。やってみてわかりました。
観光スポット関連のキーワードで上位表示を狙うのは、よほど記事を充実させないと難しくなっています。とくに国内スポットの場合は、公式サイト、旅行会社サイト、出版社サイトが無数にあります。これらと個人が競うのは至難の技です。
海外のスポットなら上位表示される可能性はありますが、逆に検索する人が少ないです。
上位表示が狙いにくいジャンルは、検索からの流入があまり期待できないので、アクセスが欲しい人にはあまりおすすめできません。
まったく上位表示されなくて後悔しないようにするためには、ブログを始める前に軽く調査しておいたほうがいいと思います。
キーワードを検索して調査
書きたいテーマに関連するキーワードで検索し、上位にどんなサイトが並んでいるかを見てみましょう。
- 企業サイトで上位が占められていないでしょうか。
- どんな個人サイトが表示されているでしょうか。
- 自分のほうがいい記事が書けそうでしょうか。
じつは上位表示されない記事を100本書くよりも、上位表示される記事を数本書くほうがアクセスアップにつながります。
わたしのブログで上位の記事は、累計で1記事6万PV以上閲覧されています(2020年5月時点)。下位の記事を100本合計してもその水準にはならないと思います(計算してないけど)。
いわゆる「パレートの法則」です。2割が8割のアクセスを稼ぐイメージです。一部の記事でも上位に表示されないと、ブログを発見してもらうことが難しいです。
ですから自分の知識や経験を生かして、検索結果の上位に切り込めそうなジャンルを探しましょう。
他のサイトから拾い集めた情報をまとめただけの記事は、上位表示されません。Googleアドセンスにも合格しにくいです。自分の経験を自分の言葉でまとめたほうが高く評価されます。
ただし難しく考えないでください。「やってみたよ」系の記事は誰にでも書けて、意外と上位表示されます。オリジナリティが高く、しかも役に立つからです。
おわりに
サイモン・シネックの「Whyから始める」思考法は、言われてみれば当たり前なのですが、長寿な企業や偉大な業績を残した人を見ると、まあそうだなって感じですよね。
「この世から飢餓に苦しむ人々をなくしたい」という安藤百福の願いから誕生した、日清食品のカップヌードル。
「糖尿病の患者さんたちの痛みを取り除きたい」という思いから誕生した、テルモの痛くない注射針。
聴覚を失った絶望の底で「世の中で最も不幸な人々のために音楽をつくりたい」と決意したベートーヴェン。
本も読みましたが、内容的にはプレゼンだけでも十分というか、英語がわかればYouTubeに動画がたくさんあります。話がうまい。かっこいい。
それに「Whyから考え始める」ということは、自分の中の本当に大切なことや、自分が世の中に提供できる価値を考えることにもつながります。そこが、このプレゼンが多くの人々をワクワクさせる理由だと思います。
人間は「自分も何か世の中に価値を提供し、自分の人生に意味を与えたい」という欲求を誰もが持っているのではないかと思います。
ブログがその手段になるかもしれないですよ。お金が目的なら他のことをやったほうがいいかもしれないけど、文章を書くのが好きなら多少のお小遣いにはなりますよ。
どう?
やってみる?
ではまた。