冬に赤くなる虹の玉。南向きベランダ、玄関ポーチ、玄関内など、置き場によって紅葉にどの程度違いがあるのかを比較してみました。
南向きベランダ
まずは東京よりも少し北にあるマンションの南向きベランダ。虹の玉は基本的にベランダに出しっぱなしです。昨年11月か12月に挿した虹の玉です。
下のほうは赤いですが、中心は新しい葉がすでにでてきているので緑色です。今年はやはり暖かいです。赤の部分も赤がくすんでいるというか、茶色っぽいというか。
もうやみましたが、今日は雪が降っていました。この冬初めてでしょうか。屋根の上にうっすら積もり、多肉のプランターも少し濡れてしまいました。
ベランダの気温は午後6時で2度。これから氷点下になりそうです。アロエやエケベリアなど鉢植えの多肉は室内に取り込みました。
プランターのは大丈夫かなあ・・・。
玄関ポーチの多肉置き場
マンションからさらに北へ1時間ほどの実家。冬は冷たい風が吹き、真夏は灼熱地獄です。放置栽培なので、冬よりも夏が難しいです。数日前に帰ったので多肉のようすをチェックしてみました。
まずは玄関前の風が避けられるエリアにある多肉置き場からチェック。
パッと見て、マンションベランダよりも赤いかなと思います。体感的にも寒いので。
ここは奥まっているので雨ざらしではありません。しばらく帰っていなかったのでカラカラすぎて、よく見ると非常に汚いです。さすがにもう仕立て直しが必要のようです。
オーロラも赤くなっています。オーロラは虹の玉の斑入り種です。葉緑素が少ないので虹の玉ほど成長が旺盛ではありません。
春に挿した虹の玉もまたこんなに伸びてしまいました。倒れてくるのでまた切らないといけません。雨に当たっていないので土ぼこりが汚い。少しだけ水をあげましたが、今週は天気の予報がよくないので控えめに。
庭の花壇
夏に多肉を地植えしていたエリアでがんばる虹の玉らしい何かを発見。
今週は何回か雪の予報がありますが、果たして彼の運命は? 雪が少しかかるくらいなら平気ですけど、さすがに地植えだとどうでしょう。
ダメかもしれんね。
軒下
多肉置き場に置ききれない鉢を軒下に置いています。誰も世話していないのでカラカラになっていました。
これはひどい・・・。ちょっと暗い赤というかツヤ感がないです。秋麗もひどい・・・。すまぬ・・・。
これは引っ越しのときに切った多肉を適当に鉢に挿しておいたものの、真夏の暑さでいろいろ消えて、その後そのままになっている鉢です。秋からは雨ざらしにしたほうがよかったのかもな・・・。
玄関内に取り込み
ブロウメアナが寒さに少し弱いので、ブロウメアナが一緒に植えてある鉢は玄関に入れてあります。
玄関内は暖かく薄暗いため中心が緑になってきています。赤い部分もそこまで赤くありません。茶色っぽいです。
ブロウメアナは東京では冬も外で大丈夫でどんどん増えましたが、実家では冬の寒さで枯れやすいです。
これは早めに玄関に入れた鉢です。虹の玉はありませんが、緑色が濃いです。屋外組と屋内組を分けておくと、屋外組が寒さでやられても安心です。
赤さ比較の結論
北関東の南北というさほど気温差がない地点間の比較であることもあり(とはいっても確実に実家のほうが寒くは感じますが)、地方差よりも置き場の違いが大きいと思いました。
おまけ・紅葉の仕組みをちょこっと調べて解説
気温が低下してくると、植物の光合成活性が低下してきます。光エネルギーが過剰な状態になると活性酸素が発生し、クロロフィルが分解され、緑色が薄くなります。
植物は、光合成によって葉の中に蓄えられたブドウ糖から赤い色素のアントシアニンを生成し、葉を赤くすることによって太陽光の一部を吸収し、葉緑体が破壊されるのを防いでいます。
したがって太陽光にあてなければアントシアニンで防御する必要もないので、赤くなりません。玄関内の多肉があまり赤くならないないのはこのためです。
一般にクロロフィールが分解する(葉緑体が壊れる)前にアントシアニンが蓄積し始めます。このアントシアニン合成誘導の信号はまだ明らかにされていませんが、一般に太陽光照度の高いとき(晴天)、氷点にはならない程度の低温、軽度の水ストレスがアントシアニン合成(紅葉)を促進します。
ということらしいです。したがって・・・。
虹の玉を赤くするための3条件
- 太陽光
- (氷点下にならない程度の)低温
- 軽度の水ストレス(水やりを減らす)
はい。これテストに出ま〜す。
はい、消すよ〜。
消し消し。。
ではまた。