多肉植物

きれいで丈夫で育てやすいエケベリア? ズバリ!ラウリンゼでしょう、の巻

エケベリア ラウリンゼ

ラウリンゼは丈夫で育てやすく、価格も比較的手頃で入手しやすい、初心者にオススメのエケベリアです。ラウリンゼならば、よほどのことがないかぎり枯れることはないでしょう、たぶん。

片親はエケベリア・ラウイ

ラウリンゼはエケベリア・ラウイとリンゼアナの交配種です。ラウイというのが、白い粉がかかっていて美しく、人気のある品種なのですが、気難しいんですね、これが。

わたしも小さなのを購入して育てていますが、毎年のように夏に調子を崩して「振り出しに戻る」なんです。成長スピードも遅いし。

今年は引越し後の旅行中にやはりダメージを受けて、またカットせざるを得なくなったので、ダメですかね、もう。まあいいやって感じですよ。

エケベリア ラウイ

ちなみにこちらがラウイさんです。某サボテン園で撮影したものです。

ところがラウリンゼは、片親がラウイであるにもかかわらず、うちにあるネグレクト気味のエケベリアのなかで、トップクラスの丈夫さを誇るのです。

しかもきれいな形を保ったまま、横に大きくなってくれます。最大で30センチくらいになるそうです。ラウリンゼ

これ何センチくらいかなあ。ラウリンゼはラウイのいいところだけを受け継いでいるようですね。

 

ラウリンゼの耐寒性・耐暑性

アメリカ農務省USDAのHardiness zone(耐寒性ゾーン)では、ラウリンゼの耐寒性はゾーン9bから11bに該当します。ゾーン9bの最低気温は、マイナス3.9 度です。

南関東は、これよりも寒いゾーン9a(-6.6〜-3.9)に該当しますが、東京など都市部は、近年のヒートアイランド現象によりそれよりも高くなっているところもあるそうです。

エケベリア ラウリンゼ

わたしのルーフバルコニーもそうだったんじゃないかと思います。だから、けっこう外に出していても平気でしたね。

最低気温がそれよりも低い地域では、屋内に取り込む必要があります。

お住いの地域がどのゾーンに該当するかは、こちらの耐寒性マップで確認してください。

耐暑性も比較的エケベリアの中では暑さに耐えるほうで、いきなり具合が悪くなっていることはなかったです。

マーガレットレッピンや乙女心より丈夫なんじゃないかと思うくらいの安定感があります。そんなこと言ってるといきなり枯れるかもしれませんけど・・・。

あまりにも日差しが強いと、葉に黒い焦げができることがあります。丸い黒ポチができます。でも白い粉が紫外線を散乱してお肌を守っているため、比較的日焼けはしにくいです。そういう意味でも、できるだけ雨にあてないで白粉をキープしたほうがいいでしょう。

おすすめの最低最高温度・湿度計(バックライト付き/24時間・全期間最低最高表示)

天気予報の気温とベランダなど実際の栽培場所の気温差を把握しておくと便利です。

 

茎立ちしないので仕立て直し不要

一方、同じく丈夫で育てやすいエケベリアでローラという品種があります。こちらもオススメですが、上に伸びてしまうという欠点があります。

エケベリア ローラ

上から見るときれいですが、横から見ると・・・。

エケベリア ローラ

あらららら。枯れた下葉をむしらないといけないですね。植え替えしてないせいもありますね。ついでに言えば、水もやってないかもしれないですね。

ラウリンゼは上に伸びずに鉢から横にはみ出ていきます。下葉は枯れますが、上の葉に隠れて目立ちません。気になるなら、カラカラになってからピンセットで取りましょう。

葉っぱが鉢にぶつかっていると、傷がついたりしてよくないので、そうなったら早めに植え替えた方がいいでしょう。最初から鉢にぶつからないように浅めに植えるといいですね。

ラウリンゼ

ラウリンゼは2鉢あります。右が最初に購入したほうで、4年前か3年前に購入しました。

毎年植え替えたり、肥料をやったりすればもっと大きくなるのかもしれません。

エケベリア

奥にあるのがラウリンゼ。手前は桃太郎かな。これは・・・、あ、あれ、どこ行ったかな? 

か、か、枯らしたんじゃないぞ。ど、ど、どっちが丈夫か実験したんだぞ。

 

水やりは辛めに

エケベリア ラウリンゼ

現在のラウリンゼ。葉っぱが水ぶくれしてるし、春よりも全体が小さくなっていますね。(追記:あっ、右に少し写ってるのが桃太郎だ。あった。だいぶ緑色なので存在を忘れてました。)

最近までカラカラになっていたのですが、台風のときにベランダの奥まで雨が吹き込んで、かなり水を吸ったせいです。

カラカラだと葉っぱがやせますが、雨にあてるとあっという間に水ぶくれ状態になります。水分でパンパンになると葉が横に開き、それこそ1日で見た目が変わってしまいます。

これはこれでちょっと心配です。だから素焼き鉢で比較的乾きやすい土に植えています。

以下追記です。

冬の様子は下記記事でどうぞ。

 

春はさらに美しく

冬を過ぎ、3月初旬、気温上昇とともに粉をまとったきれいな葉っぱがたくさん出てきています。冬は水をあまりやらないのでまだキュッとして丸い感じです。

エケベリア ラウリンゼ

暖冬だったので、一番寒いときを除き、わりとベランダにいました。水をあげたばかりなので土が濡れています。写真があまりよく撮れていませんが、新しい葉の白い粉がとてもきれいです。花芽も出てきました。

ラウリンゼ ローラ

手前のほうが後に買ったのですが、奥のよりも最近は元気です。先輩を追い抜きそうです。

南向きのベランダに引っ越して初めての春ですが、東向きルーフバルコニーにあったときより白い粉が増えたような。晴れている日はかなり日があたるせいでしょうか。サボテンも数年間じっとしてたのが目に見えて成長するようになりました。

 

おわりに

デリケートに見えるのに、致命的なダメージはほかのエケベリアよりも圧倒的に少ないラウリンゼ。

ラウリンゼはホームセンターや園芸店ではあまり見かけないかもしれません。多肉専門のお店ならば、たいてい売っているんじゃないでしょうか。通販ならば、楽天市場やYahoo!ショッピングで購入できます。

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