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ダリアの育て方。株分けして増やそう!植え付けと冬越しの注意点を解説、の巻

ダリア

初夏から秋にかけて長く花を楽しめるダリア。とくに大輪のタイプは庭を華やかにしてくれます。株分けすれば、どんどん増やすこともできます。ダリアの育て方のポイントを解説します。


初心者は開花株がおすすめ

ダリアは開花株と球根(塊根)で購入することができます。

ダリアは、厳密には球根ではなく「塊根」という肥大化した根で増える植物です。春になると、おがくずなどに入った塊根が販売されますが、よく状態を確認して選びましょう。できれば発芽が確認できるものがいいです。チューリップなどの球根と違って、必ず発芽するとは限らないからです。

球根は非耐寒性であり、サツマイモに似た塊根だが、塊根自体に不定芽を生じる能力はない。そのため、塊根の生じる地下茎の芽を塊根につけて切り離し、増やす(芽のない、または切り落とされた球根は発芽しない)。こうした塊根の性質は同じキク科のヤーコンに似る。

ウィキペディアの「ダリア」ページから引用。

いつになっても芽が出ない場合は、上記の「芽のない、または切り落とされた球根(塊根)」である可能性があります。芽がなければ発芽しませんので、購入時にはこの点に注意してください。

ダリア

またパッケージでは花の写真しか確認できませんが、意外と重要なのが茎です。グニャグニャで自立しないタイプがあります。

このような意味でも、できれば開花した鉢植えで、花の色味・大きさや茎の丈夫さを確認して購入するのをおすすめします。

信頼できる種苗会社やダリア園の予約注文などであれば球根でも大丈夫だと思いますが、ホームセンターで売れ残ったものなどは避けたほうがいいでしょう。

ダリア

うちには、4種類のダリアがあります。2種類はホームセンターで買った安いダリアです。買ったときは矮化されていたのか背丈が小さくてかわいかったのですが、茎がグニャグニャで支柱を立てても見た目がなんだかイマイチです。上の写真の真ん中の濃いピンクのがそうです。

両わきの赤い花は同じ品種です。基本的には赤い花ですが、白い花弁のある花がときどき出ます。

ダリア

紅雀という品種です。秩父のダリア園で購入しました。とても丈夫で、花がさほど大きくないので支柱がなくても自立します。もちろん台風のときなどは支柱をしたほうがいいですが。

ダリア

最も気に入っているのが、この黄色がかった薄いピンクの大輪のダリアです。数年前にホームセンターで開花株を購入しました。

茎も太くて丈夫なのですが、花がとても大きいので、台風で倒れやすいです。支柱はあったほうがいいですね。今年の夏は暑すぎたのか、真夏は白っぽい色の花が咲いていましたが、涼しくなって通常の色の花が咲き始めました。

 

鉢植えと地植えの違い

ダリアは鉢植えでも地植えでも育てられます。鉢植えの場合には、大きくなる株は深めの鉢に植えましょう。

鉢植えは、台風のときに移動できる、冬はそのまま屋内に取り込める、というメリットがあります。ただし、鉢が乾きやすいので、真夏の水やりが大変です。

地植えのほうが夏の水やりは楽ですが、ダリアの球根は非耐寒性であるため、凍結するとダメになる可能性があります。寒い地方ではそのまま冬越しはできないかもしれません。

買った鉢植えは、そのまま鉢植えで育てて冬越しさせ、翌年の春に分割して、地植えまたは鉢植えにするのをおすすめします。これを毎年くりかえせば、どんどん数が増えていきます。

ダリア

町田ダリア園のダリア

 

ダリアの株分け・植え付けのポイント

先ほど述べたようにダリアは球根ではなく、肥大した根で増える植物です。掘り上げると下の写真のようにいくつもの肥大した根があり、その上部にある発芽点から芽が出ています。これを春になったらカッターなどで切り分けて、別々に植え付けます。

ダリアの球根 塊根

ダリアの新芽

このとき最も重要なのが、必ず新芽をつけて分けることです。芽がついていない根は発芽しません。新芽を傷つけないように慎重に切り分けます。

ダリア 株分け

先端の小さい白いものが新芽

 

株分けの時期

ダリアは春に気温がだいぶ上がってからでないと芽が動き出さないので、春に株分けします。

掘り上げが早すぎると芽が出ていないので、十分に気温が上がってから行います。今年(2018年)は5月15日でした。

 

植え付け

切り分けた塊根を鉢や地面に植え付けます。鉢植えの場合は、大きくなるので1鉢に単独で植えたほうがいいです。

保水性・排水性のよい土に、芽を上にして植え付けます。肥料分がない土の場合には、緩効性肥料を足しておきます。すでに芽が伸びて緑色の葉が出ている場合には、茎や葉が地上に出るようにします。

町田ダリア園のダリア

植えっぱなしで株分けしなくても咲きますが、あまり横には増えていかないので、株数を増やすには株分けする必要があります。

基本的に、芽をつけて切り分けることだけ守れば、ダリアの株分けは難しくありません。1株からいくつも株分けできるので、分ければどんどん増えていきます。

 


冬越し

ダリアは宿根草なので、地上部は枯れてなくなりますが、根は生きています。もともとメキシコの高原植物なので、冬の寒さや夏の暑さが苦手です。とくに冬に土壌が凍結し、根塊が凍るとダメになってしまいます。

ダリア

ただし、南国の植物ほど弱いわけではなく、霜の一撃でダメになるわけではありません。

花がパッとしないため、昔から植えっぱなしで何もしていないダリアがあるのですが、毎年出てくるのでそこまで寒さに弱いわけではないようです。

うち(北関東)ではお気に入りの品種だけ、万が一のときのために、鉢植えは軒下に置いて、最も寒い時期には玄関に入れています。

今年(2018年)の冬は寒く、大雪が降りましたが、地植えのものも大丈夫でした。皇帝ダリアはすべて地植えのままでしたが、1つだけ出てこなかったです。普通のダリアよりも皇帝ダリアのほうが寒さに弱いようです。

ダリア

冬の気温は地方によって違いますし、植え付け場所や品種によっても耐寒性に違いがあります。地植えでの冬越し実験をする場合には、必ずバックアップをとっておきましょう。

地植えのものも、茎を切って根を掘り上げて、土を入れた鉢に入れておけば冬越しできます。地上部がない時期は、水やりはしません。水をやると腐ってしまう可能性があります。雨の当たらない場所に置いてください。

 

夏越し

夏の暑さにも弱いものの、枯れるほどではありません。今年の夏は暑かったので、花の色が薄くなってしまいましたが、涼しくなってきたらまた濃くなってきました。

ダリアは茎が腐りやすいので、梅雨の時期などジメジメしているときに茎を切らないほうがいいです。細い枝は切っても平気ですが、真ん中の太い茎は、中が空洞になっているので水がたまりやすいです。

地植えは、日照りが続いた場合を除き、通常は降雨だけで大丈夫です。鉢植えは水切れに注意が必要です。

秩父ダリア園

秩父・両神山麓花の郷ダリア園のダリア

 


おわりに

最近のダリアは、とてもきれいな品種がたくさんあります。しかも比較的簡単に増やせ、開花期も長いので、切り花として長く楽しむことができます。寒さに弱いため冬越しだけ注意が必要ですが、お気に入りの品種を見つけたら、ぜひ株分けで増やしてみてください。

ダリア

切ってもどんどん咲くよ!

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