花もかわいいエケベリア。こちらは国際バラとガーデニングショーのディスプレイです(来月ですね)。今日はエケベリアの花の楽しみ方と花後の採種と種まきについてです。
目次
さまざまなエケベリアの花
人に個性があるように、エケベリアの花にも種類によって個性があります。さほどめずらしいものはありませんが(汗)、いくつかご紹介します。
花うらら(プリドニス)の花は黄色
入手しやすく育てやすい花うらら(プリドニス)は、エケベリアのなかでは咲きたがりだと思います。ある程度大きさがある株は、茎を何本も伸ばしてたくさん花を咲かせます。
少しワックスがかったようなペカッとした黄色です。春らしい感じですね。
ホワイトゴーストの花はピンク
グレーがかった紫のがくにピンクの花。内側がちらりとオレンジ。ビューティフルですね。花だけでいえば、いちばん好きかもしれない。咲いていないとそれほど存在感はないのですが。
この株は子株を去年分けたので3つになりましたが、調子悪くて今年は咲かないです。子株を外したら元気になってきたので何か負担だったのでしょうか。
静夜の花はオレンジ
透明感のあるがくにオレンジ色の小さな花が咲きます。茎は短めでしょうか。
うーん、この株は子株がぽこぽこできて、それを外したのですが、そしたら親株が枯れました。子沢山すぎて力尽きたのでしょうか。子株はたくさん残っているのですが、なぜか横に広がらず上に伸びる一方。
これが子株です。なぜ横に大きくならずににょきにょき上に伸びるのでしょうか。もうほとんど別物です。遺伝子的には同じはずなので環境ですかね。同じ鉢に入れているからかな。また切らないといけなくなるじゃないですか・・・。
デレノサの花は濃いオレンジ
デレノサという名前で売っていたのですが、デローサが本当なのでしょうか。これもお気に入りなのですが、去年から調子を崩している・・・。そんなのばっかりですね(笑)。
じつは2年前の夏に2週間以上自宅に帰れないことがあり、そのときに多くのエケベリアがかなりダメージを受けてしまいました。それ以降、いまあるのを大切に育てようということで、あまり新しいのは購入していません。
でも一般の草花なら真夏に水やりせずに放置したら枯れますから、多肉植物は留守がちな人にもおすすめできる植物だと思います。
よく見ると葉に微毛が生えていて、ちまっと葉っぱがしまっているのがかわいいです。
マーガレットレッピンの花はクリーム色とピンク
マーガレットレッピンはグラプトベリアなので、花の咲き方がエケベリアとは違い、花弁が上を向いて咲きます。
外側がピンクで咲くとクリーム色っぽい感じでしょうか。花弁にピンクのポチッとしたところがあります。
マーガレットレッピンは、最初に購入した1株からだいぶ増えました。でもこれもどんどん上に伸びていき下葉が枯れるので、仕立て直しが必要になりますね。
花を切って飾る
あまり長く咲かせていると種をつけてしまい、株が疲れてしまう可能性があるので、適当なところで切って室内に飾っています。ミルクピッチャーや一輪挿しに水を入れずにそのままポイッと入れるだけで、しばらくきれいなまま咲いています。
ホワイトゴーストと、プリドニスと、いちばん右側はなんでしょう? うーん、ローラ?
これはホワイトゴーストですね。また咲くようになってほしい・・・。ま、枯れないだけましか。
エケベリアの種
切った花をそのまま捨てずに置いておくと、カラカラに乾燥します。中を開けてみると、茶色い粉のようなものと、それより大きい粒がでてきました。茶色い粉だけのものもあります。
そもそも交配とかしていないのですが、茶色い粉は種ではなく、粒のほうが種だという記述を見かけたので、粒のほうだけついでにまいてみました。
発芽・・・。
緑のポチが見えますかね。小さっ。1年くらい維持したのですが、まいた土がよくなかったのかあまり大きくならなかったので、管理が面倒くさくなり廃棄しました。もっと細かい砂にまいたほうがよかったのかもしれません。
人生は、失敗から学ぶのであります。