イギリス

ローマ時代の城塞に守られた歴史ある都市チェスターでぶらり街歩き、の巻

チェスター ロウズ

ローマ時代の城壁で囲まれた歴史ある都市チェスター。中心地にはチューダー様式の建築が立ち並び、旧市街を囲む城壁の上をぐるりと歩くことができます。半日ほど駆け足で観光名所をめぐってみました。


ローマ人が築いた城郭都市チェスター

チェスター

ボドナントガーデンとポウィス城へ行くため、その中間にあって半日ぐらいは観光も楽しめそうな町、ということでチェスターに行くことにしました。ロンドンのユーストン駅から電車で2時間くらいです。

チェスターはイギリス北西部、チェシャー州の州都です。ウェールズとの境にあるこの町は、ローマ時代に砦として築かれました。

宿泊地としてたまたま選択しただけだったので、それほど期待していなかったのですが、とてもよかったです。そこまで観光客が多くないので落ち着いています。ローマの遺跡というとバースが有名ですが、あちらは観光客がとても多いです。駅から旧市街も近く、途中に大きいスーパー(テスコ)があるので食べ物にも困りません。

日曜午後でしたが、近隣の町からお買い物に来ている地元民が多い感じで、いい雰囲気でした。

 

「ザ・ロウズ」チューダー様式の木造建築

チェスター

左のお店が工事中ですが、こんな感じのチューダー様式の建物がたくさんあります。700年前の建物だそうですが、700年前の建物でできた商店街って世界中でもなかなかないんじゃないでしょうか。2階が歩道で繋がってアーケードになっています。中に入ると内装は近代的で普通のお店が入っています。

「700年前の建物でお買い物できる町、チェスター」ってキャッチフレーズ、どうでしょうか。

あいにく日曜日で店じまいが早いため、あまりお店をチェックできませんでしたが、時計台の下にあるすてきなアンティークのお店でティーカップを購入しました(14ポンド)。かわいいものばかりでいくつも買いたかったのですが、ぐっと我慢しました。

チェスターのアンティークショップ

が、しかし。いまこの写真を見ると、左の鳥がカメラ目線で「おい、買ってくれ」と言っていますね。キリッとした顔がかわいい。すまん。気づかなかった・・・。1970年代〜80年代と書いてあるので、あまり古くはありません。

ベスウィック社製の鳥のフィギュリンはアンテイークショップに行くとよく見かけます。とくに真ん中の小さいのはよく見ます。

チェスター

地元民と観光客でにぎわう日曜午後のチェスター。しかしイギリスの地方都市はどこもそうですが、4時〜5時を過ぎてお店が閉まると人がいなくなります。急に雰囲気が変わるので、人が減ってきたら気をつけましょう。

ここをまっすぐ行くと右手にチェスター大聖堂があります。大聖堂に行ってみます。

 

チェスター大聖堂

チェスター大聖堂

あまり期待せずに入りましたが、この大聖堂はよかったです。それぞれに特色が違いますし、時代や保存状態が違うので比較するものではないのでしょうが、内部の装飾がすてきでした。

イギリスの教会関連施設は通常無料なのですが、チェスター大聖堂は入口に受付があり、そこで維持管理のための寄付を募っています。4ポンドくらいが目安と言われました。いくら寄付するかはご自身のお気持ちで。

チェスター大聖堂

チェスター大聖堂でとくに印象に残ったのは、この聖歌隊席です。wikipediaによると聖歌隊席の仕切り壁は1380年までさかのぼれるそうです。上の写真では椅子の背後の壁です。それ以外の部分は19世紀の制作で、当時のゴシック建築の復興運動(ゴシック・リバイバル)の影響を受けているそうです。

天使や動物などデザインの異なる彫刻が、聖歌隊席の木の椅子にたくさん彫られています。

チェスター大聖堂

なんとなく素朴な味わいがあります。ややグロテスクな感じもあったり、ユーモラスな感じもあったり。古いほうの彫刻のほうが不気味だったかも。薄暗いせいもありますが。

チェスター大聖堂

ワシの聖書台。17世紀前期の制作。背中に載せられるようになっています。かっこいい。ワシはヨハネのシンボルだそうです。

チェスター大聖堂

扉の上の装飾。翼が顔についてるエンジェル〜。

チェスター大聖堂

壁に埋まっていたプレート。左は羽の生えた牛? 馬? 右はなんかの鳥。真ん中はお花。

チェスター大聖堂

アブラハム、エリヤ、モーゼ、ダビデを描いたモザイク画が4枚ありました。1883年から83年の制作です。これはモーゼの壁画です。

 

中庭

中庭には小さな池があります。

チェスター大聖堂の中庭

これは新しい彫刻で、スティーブン・ブロードベントという彫刻家の作品だそうです。

チェスター大聖堂の中庭

チェスター大聖堂の中庭

紫色の大きなシャクナゲが咲いていました。

 


城壁の上を歩く

チェスターはイングランドとウェールズの境に位置しており、西暦79年頃、ブリテン島を支配していたローマ人がウェールズとの戦争に備えて建設した町です。イギリスで最も保存状態のよい城郭都市のひとつで、城壁の上を歩いて、街をぐるりと一周することができます。

わたしはホテルで地図をもらったのでそれを見ながら歩きました。何か地図はあったほうが歩きやすいと思います。

チェスター 時計台

城壁への入り口はあちこちにありますが、わたしはイーストゲート時計台のわきの階段からあがりました。このアーチの下のところに階段があります(たしか左側)。

ここから上がって北へ歩くと、大聖堂の裏手を歩くことができます。

チェスター大聖堂

動画を撮るのに熱中して城壁の上を歩く写真を撮るのを忘れたようです・・・。景色はとても良かったです。

どんどん歩いて角を曲がりました。うーん、西日が強い。この日もとても暑く、西日の中を歩くのがつらくなってきたので途中で城壁から降りて、ローマ時代の円形劇場のあるほうへ歩きます。

 

チェスター・ローマン・ガーデンズ

円形劇場の手前に、チェスター・ローマン・ガーデンズというローマ時代の発掘跡に造られた小さなお庭があったので、ここで休憩。

チェスター・ローマン・ガーデンズのりす

かわいいリスに心癒される。1匹しか見なかったけど、だいじょうぶ、きみ? 迷子?

チェスター・ローマン・ガーデンズ

浴場とハイポコーストというローマ時代のセントラルヒーティングの跡があります。

チェスター・ローマン・ガーデンズ

中央に少しレンガの色が変わっているところがあります。第一次イングランド内戦中、1645年9月のチェスター包囲戦(Siege of Chester)で、議会軍の砲弾によって破壊された跡だそうです。

チェスターが議会軍に包囲されたことを知ったチャールズ1世はすぐに救援に駆けつけますが、ロートンムーアの戦いで大敗を喫します。しかしチェスターの町は、翌年2月に降伏するまで敵の侵入を許しませんでした。

イギリスでも有数の古い景観がよい状態で残されているのは、この城壁に守られていたからなのかもしれませんね。

ローマ時代の円形劇場もすぐ近くにあります。イギリス最大の規模らしいのですが、フランスやイタリアのと比べるとかなり小さいです。

 


チェスターの行き方

ロンドンのユーストン駅から電車で2時間ほどで行くことができます。

イギリスの電車の切符は複雑怪奇で、残席数によって値段が変動し、事前に購入しないとものすごく高くつきますから、予定が決まったら切符は早めに購入しましょう。

「アドバンスシングル(Advance Single)」という指定の電車にしか乗れない切符が安い切符です。

以下のサイトで購入できます。

Trainline  

手数料がとられますが、このサイトだけで購入が完結します。

National Rail

各鉄道会社のサイトに飛び、そちらで決済します。

 

おわりに

安い切符が入手できればロンドンから日帰りも可能ですし、きっと楽しい街歩きができると思うので、ぜひ訪れてみてください。

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