今日の植物はアロエペグレラエです。前にアロエの種まきについて記事にしましたが、より詳しくペグレラエの育て方について書いてみたいと思います。といっても、アロエを含め多肉植物を育てるようになってまだ3年ほどなのであまり参考にならないかもしれませんが・・・。
購入した小苗が2つと、種から育てたさらに小さい苗が15本くらいあります。あと落ちこぼれのが数本・・・。
アロエペグレラエ
ペグレラエは南アフリカ原産のアロエで、日本では一般に流通していません。成長が遅いせいだと思います。
したがってサボテン・多肉専門店か通販で購入するのが一般的です。
特徴としては、なんとも言えない微妙な葉の色合いと丸っこいフォルム、それほど凶暴ではないトゲトゲです。
うっすらと白い粉がかかっていて、触るととれます。辛めに育てると、オレンジ、ピンクまたは赤に紅葉します。緑のときも、とてもきれいだと思います。
いろいろなアロエの種をまいたときの写真です。一番手前左のポットはラモシシマかな。中央の小さめのはペグレラエだと思います。
アロエの難しいのは根が少ない点です。これくらいの小さいときは1本か2本しか根がないので、痛めてしまうとダメージを与えてしまいます。健康な根は黄色っぽいのですが、黒っぽくなってダメになりやすいです。
それから気温の変化にもデリケートです。11月に急に寒くなったときに、留守にしていたので外に出しっぱなしだったのですが、帰ってきたら一番大きい実生苗の先端が少し黒くなってしまいました。
また夏場に置き場を変えたときも、暑すぎたのか葉っぱが溶けたみたいになったことがありました。
成長にはある程度気温が必要なので、加温なしで自然に育てるのであれば春から秋にかけてが成長期です。
葉っぱの中はアロエですからほぼ水分で、水を切るとやせますし、とくに小苗のうちは下葉が枯れやすくなります。
上の写真は今年の春に植え替えたときのようすです。右は落ちこぼれグループです。
諸事情で種まき後あまり世話ができなかったため小さいのですが、上手な人なら種をまいて半年ぐらいでこれくらいにはなるのではないでしょうか。右は論外(笑)。
なぜか大きい鉢にまとめたらグンと成長しました。たぶん鉢が小さくて乾きすぎだったのだと思いますが、仲間が一緒のほうがいいのでしょうか。
こちらは、一番上の写真と同じ株ですが、小さい苗で購入したものです。購入時の写真はないのですが、2号鉢で葉っぱ6枚くらいだったと思います。2回りくらい大きくなりましたかね。
最初はどんな世話をしたらいいかよくわからず、しばらくしてから植え替えしてみたのですが、ほとんど根が黒くてポロポロとれてしまったので、数ヶ月ほど根無しでした。水をやりすぎたのでしょうか。
その後めでたく根が出ましたが、あまり大きくならず・・・。植え替えた土が軽すぎたようです。
そして、今年の春先に片方の苗だけ赤玉と多肉用の土と少量の肥料を混ぜた少し大きめの鉢に植え替えたところ、よく成長するようになりました。多少は保水性があったほうがいいようです。
ちなみに植え替えをサボったほうはこんな感じ。ちょっとブルーグレーのような色で、寒くなってきたので外側の葉が少しオレンジっぽい。あまりいい感じではない・・・。
これはこれでこのアロエらしいのですが、乾きやすい土で水やり少なめだと下葉も枯れますし、あんまり成長しません。
15度〜25度くらいの時期に水をほどほどにやると成長する感じでしょうか。成長しなくても枯れはしないんですけど、まだ小さいのでもう少し大きくなってほしいです。
今年は寒いですね。葉先が痛んだりするので、室内に入れました。
室内に入れたら水はあまりやらないほうがいいでしょうね。ペグレラエの顔色しだいですが。
これは数日前。寒くなって水やりが減ったので痩せましたかね。でも室内に入れたら新葉が出てきているような。
ランと一緒に保温ヒーターの上に置くとどうなるのか実験中・・・。