イギリスを旅していて電車の窓から外を見ていると、塀で囲まれた一般家庭の庭が見えることがあります。日本と違って表からは見えないことが多いので、以前からお庭のあるお宅を訪問してみたいと思っていました。
そこで昨年のイギリス旅行では、日本でも話題の民泊、airbnbを利用することにしました。
airbnbとは? 泊まってみた感想
airbnbとはアメリカの会社が運営しているウェブサイトのことで(日本ではツタヤと提携)、自宅に旅行者を泊めたい人がお部屋を登録し、借りたい人がサイトを通じてお部屋を借りることのできるサービスです。
Bed and Breakfastというイギリスでは一般的な民宿のスタイルがベースになっており、欧米ではここ数年利用者が非常に増えています。
今回は2軒のお宅にお世話になりましたが、ちょうど1万円と5千円のクーポンを配布していたのでお得に宿泊できました。
またとても親切にしていただいたので楽しく過ごすことができました。
1軒目
1軒目のお宅は見晴らしのよい斜面にあり、窓からの景色がとてもきれいでした。
朝食は明るいコンサバトリー(サンルーム)でイングリッシュブレックファストをいただきました。
写真を撮ったときは曇っていたのですが、前日の夕方は夏のような青空で、窓からの景色がとてもきれいでした。
2軒目
2軒目のお宅もお庭にコンサバトリーがありました。
ここでお茶をいただいたのですが、プライベートな空間で庭が眺められて最高です。ぽかぽか暖かいのでここで絵を描いたりして過ごすそうです。
ご夫婦ともに絵を描くのが趣味で、とてもセンスのよいお宅でした。
壁とアンティーク家具は、DIYが趣味のご主人がFallow&Ballのペンキを塗ったそうで、ニュアンスのあるカラーが落ち着いた優しい雰囲気を醸し出しています。
お部屋はチリ一つなくきれいに掃除がしてあって、庭のお花が生けられ、お腹が空いたときのための果物まであります。
一般のお宅なのにホテルよりも快適なくらいです。
お庭はルピナス、ニゲラ、ジギタリス、バラ、ポピー、ジャーマンアイリスその他いろいろな花が咲いていました。
このオレンジ色の花は「フォックステイルリリー」というそうです。
キツネの尻尾に似ているからですね。とても背丈があってきれいです。
下の黄色い背の高いスカビオサ(セファラリア・ギガンテア)も初めて見ました。気に入ったので帰ってから種を購入したのですが、まだまいてません(汗)。
朝食もおいしかったです。オレンジジュースは手絞り。果物でお腹いっぱいです。シリアルが用意されていて、パンを焼いてくれます。食器類もかわいい。朝から気分が上がります。
料金は?
1軒目 クーポン5000円引きで、1泊9078円
2軒目 クーポン10000円引きで、3泊16024円
airbnbの手数料込みです。
当時はポンドが190円前後と高かったので、今はもっと安く泊まることができます(本日のレートは1ポンド127円)。
田舎町だとそもそも宿泊施設が少ないイギリスですが、そんな場所でもairbnbで検索すると誰かがお部屋を登録しています。
むしろ田舎のほうが面白そうな家が多い印象です。
現地の一般家庭にお世話になってその生活を垣間見ることは、よい思い出にもなります。
私もまた機会があれば利用したいと思います。