多肉植物

バラバラになったエケベリア・プリドニス(花うらら)はその後こうなりました、の巻

エケベリア プリドニス 花うらら 

夏にバラバラ事件が発生したエケベリア・プリドニス(花うらら)。バラバラになった葉を転がしておいたら根付いて芽が出ていました。上の写真は春に開花したときのようすです。

花うららバラバラ事件

鉢が雨ざらしになっていたためか、台風のあとの強烈な日射しにやられたのか、ふだんわたしが世話をしていない鉢なので原因は定かではありませんが、エケベリア・プリドニス(園芸名「花うらら」)の茎から勝手に葉がとれて周囲に散らばっていました。茎のほうは黒くグチャッとなっていました。

プリドニス

古い陶器の大きな鉢で、1つ穴が空いているだけなので、雨ざらしだと水が多すぎるようです。明らかに。水が多かったことによる根腐れと暑さと日射しと、複数の負の要素の合わせ技一本ですね。

でも、勝手に葉が取れてすでに再生を始めているのが「メーデーメーデー! 緊急脱出!」みたいで面白いです。

そういうわけで土に並べて、根に少し土をかけてあげたのが、たしか9月下旬。それから2ヶ月が経過し、再び観察してみると・・・。

エケベリア 花うらら 葉挿し

根付いて小さい子株ができています。軒下に移動したので、こんどは逆に土がカラカラ気味。

エケベリア 花うらら 葉挿し

中央や右上のように、根がうまく土に入っていないと土中の水が吸えないので成長が遅いです。それでも葉っぱに水分があるので枯れませんが、大きさに差があります。

エケベリア 花うらら 葉挿し

かたちが変ですが、もとの葉っぱが枯れてなくなっているのが一番成長が早いようです。成長が早いからもとの葉っぱがなくなるのか、もとの葉っぱの水分を吸い尽くしたから成長が早いのか。それとも他の要因があるのか。

エケベリアプリドニス

この花うららは上の写真の1株から増えました。購入したのは3年前でしょうか。エケベリアのなかでは比較的丈夫で大きくなるのも早いので増やしやすいです。

多肉植物

左上の鉢で花を咲かせているのが花うららです。葉挿しから大きくなりました。花芽がたくさん出ます。

右上の大きいのは秋麗です。秋麗は大きくなるととてもきれいです。

多肉植物

右下でボケているのが花うららです。今年の春も大きくなった葉挿し苗を移植したのですが、6月に引っ越ししたときに片付けてしまいました。

バラバラになったのは、もしかしたらそのときにカットしたものだったのかな。たぶんそうですね。まだしっかり根付いていなかったのも、バラバラになった原因の1つなのかもしれません。

多肉植物

暑さで悲惨な状態になっていた別の鉢もだいぶ再生してきました。丈夫なものが残るので、秋麗とかセダムとかばっかりになってしまいますが・・・。

多肉植物 

これが植えたとき。同じく引っ越し前にカットしたものです。この鉢の花うららはなくなってしまいました。植えたときにすでに少し顔色が悪い。たぶんビニールに入れて数日置きっぱなしだったのでこの時点ですでに蒸れているのでしょう。

多肉

秋はこんな悲惨な状態でした。これは上の花うららの鉢と違ってまったく雨がかからない場所にあったようです。水分不足と日射しで干からびたのでしょうか。

比較してみると、熊童子、花うらら、デビーが消えたのかな。あと小さいのも消えたっぽいですね。根から水が吸えなかったので、体力を使い果たしたんでしょうね。

でも絶滅したわけではなくみんなバックアップがあるのでノープロブレムです。ぼちぼちまた増やしていきたいです。

 

おわりに

多肉植物を育てていると時折遭遇するバラバラ事件。ちょっと残念ではありますが、夏のトラブルとしては「真っ黒に焦げる」という恐怖のシナリオもあるので、それよりは救いようがあるだけいいんじゃないかと思います。

「わーい、葉挿しができるぞ」的なプラス思考で(笑)。でも葉まで黒くなっていると再生は難しいですね。

バラバラ事件に備え、春や秋の気候のよいときに挿し木や葉挿しを行い、バックアップを作っておきましょう。

ではまた。

この記事をシェアする
Previous Post Next Post