今日はうちにあるおすすめのバラ、マチルダをご紹介します。四季咲きなので長く楽しめ、花つきもよく、丈夫で手間がかからず、入手しやすくて安い。とてもありがたいバラです。
フロリバンダローズ・マチルダ
マチルダはフランスのメイアン社のバラで、「フロリバンダ」というタイプのバラです。フロリバンダというのは、下の写真のように1本の茎に複数のつぼみがつく多花性のバラのことをいいます。
フロリバンダのいいところは、バラゾウムシにつぼみを食べられても、次々に咲くのでそれほど気にならないというところです。花つきが少ないバラだと「あ〜、食べられた〜」という精神的ダメージが大きいです。
咲き始めはピンクが濃い。
マチルダは咲き始めがきれいで、だんだんと白くなっていきます。
個人的に欠点だと思うのが、花が開いたときの中心部があまりきれいではないところです。雄しべがもう少しきれいだったらいいなと思います。だから花瓶に生けるときは、咲き始めのを切ってきます。
うちではあまり薬剤は使わないので多少葉っぱは落ちますが、夏でもがんばってぼちぼち咲きます。
今年の猛暑でも、デルバール社のモーリス・ユトリロはニョキーッと茎を伸ばしていくつも咲いていました。化物か・・・。
淡いピンクがかわいいですね。このピンクと黄色のランタナも好きです。ただ熱帯花木なので、北関東では地植えのままだと冬越しできません。
このマチルダは親が数年前に新苗(980円)で買ってきました。ちなみに新苗は、しばらく鉢で育てて冬に地植えするというのがセオリーらしいですが、いきなり地植えしたようです。枯れないでよかった。秋は大苗が出回るので、大苗だったらすぐ楽しめますね。これ安いね。
春は葉っぱがきれいです。何も対策をしないと、秋はね・・・。葉っぱが黒星病にやられて汚くなります。
ひどい枝は、薬をやるより切っちゃいます。切ってもどんどん枝が出てきます。少し下のほうで切ったほうが、太いしっかりした枝が出てきて、花も大きいのがつきますね。
冬の世話も枝を切るくらいです。今年の冬は寒かったので後でやろうと思いつつ、切るのを忘れてしまいました。
肥料は、たまに野菜の化成肥料やマグァンプKをパラパラっとあげるくらいです。あとうちは雑草や生ごみを堆肥化していて、冬にそれを庭のあちこちにまいているので、それも栄養になっていると思います。
おわりに
あまり世話ができないのでバラは数本しか植えていません。でもマチルダは、そこまで世話しなくてもよく咲いてくれて長く楽しめますよ。お花もかわいいしね。おすすめします。