水玉模様の葉っぱが美しいベゴニア・マクラータが今年も開花しました。花もシャンデリアのようでとてもきれいです。葉っぱが枯れてきて落ちる原因についても解説しています。
ベゴニア・マクラータの開花
ベゴニア・マクラータが今年も開花しました。ベゴニア・マクラータ「キングギドラ」という新種です。
嘘です(笑)。
上に伸びて横に倒れ、ギングギドラのようになってしまいました。この状態で、横幅は約1メートルあります。窓際に置いたIKEAのお立ち台の上が気に入ったようです。
はっきり言ってデカすぎです。下のほうがスカスカだし、土が乾くのが早いです。来年あたり植え替えたほうがいいでしょうか。
このようにシャンデリアのような花が咲きます。2房咲いています。茎の先端部に花がつきます。
去年は、開花が始まって全部開かずにボトッと落ちてしまったのがありました。水やりが足りなかったのか、あるいはエアコンを使っているからかなと思います。
蕾が伸びてくると、パカっと開いて黄色いポンポンが出てきます。前に12月頃にも咲いたことが一度あります。あれは狂い咲きだったのかな。
ベゴニア・マクラータの葉が枯れる?
YouTubeのコメント欄で、葉が枯れていくというご相談をいただいたのですが、下の葉が枯れてポロッと落ちるのは普通です。先端から新葉がどんどん出ていれば上に伸びていくので、心配しなくて大丈夫です。
また、葉先が枯れても完全に枯れるまでそのままにしてください。葉先が枯れるからと切ってしまうと、どんどん葉っぱがなくなってしまいます。見た目が気になるなら、枯れた部分だけハサミで切ってください。
エアコンをつけている室内では湿度が足りないために、下のほうの葉っぱの水分を利用しているんだと思います。完全にカラカラになると、ポロッと付け根から落ちます。
手前にあるのは、挿し木で増やしたマクラータチルドレンです。少し湿度を上げるために、半分だけビニールに入れています。
もっと大きいのもあったのですが、場所がないので切り戻しました。でもそれを花瓶に飾っているとまた根が出ちゃうから鉢が増えるのよね・・・。
梅雨時は湿度が70%もあったのですが、いまは外も暑いですしエアコンを使っているので55%になっています。冬はもっと低く、40%台になります。
ですから室内の通常の湿度で育てられますが、基本的には熱帯の植物なので湿度が高い状態を好みます。
これはシンガポールのクラウド・フォレストの中で見たベゴニア・マクラータです。みずみずしい葉っぱがたくさんあります。だけど、ここめちゃくちゃ湿度が高いのです。
大きな滝もあります。あっちこっちからミストが吹き出ています。雲霧林という熱帯の多雨地域の状態を再現しています。半袖だと寒いです。
日本で育てる場合、気温や湿度が大幅に違います。夏は新葉が出て花も咲きます。エネルギーをより多く必要とする状態になるので、冬よりも湿度の要求度が高いのかなと思います。
水やりの頻度が多すぎても根腐れします。根腐れした場合も葉が落ちますので、根が原因なのか、湿度が足りないからなのか、よく観察してみてください。
また葉が落ちて下のほうがスカスカになっても、いずれ地際から新芽が出て、それがまた伸びてくるので、さほど気にならなくなります。下のほうにも葉っぱを足したかったら、挿し木した小苗を植え込んでください。
これどうしようかなあ。お花屋さんごっこをやってみたいわあ。車があったらやってみたいんですよね。フリーマーケットとか。
おわりに
ベゴニア・マクラータはちょっと前まで流通量が少なかったですが、いま楽天の園芸ネットさんで小さい苗が手ごろな値段で売っています。お手頃価格で小さいのが欲しい人はいいかも。
2.5号鉢だから小さいけど、すぐ大きくなるし、増やすのも簡単ですよ。
動画もよかったらご覧ください。ではまた〜。