レリオカトレア・サンタバーバラサンセット・ショータイムの根が鉢から出てしまっているので植え替えをしました。植え替えの手順を解説します。
レリオカトレア・サンタバーバラサンセット
去年引っ越したのがよかったのか、今年初めて開花したレリオカトレア・サンタバーバラサンセット「ショータイム」。
買ったときはレリアと書いてありましたが、レリアの交配種なのでレリオカトレアというのが正しいらしいです。
暖かくなって新芽が出てきましたが、根が鉢からはみ出しています。
らん展に行くと、根が鉢からはみ出していても咲いているのを見るので、前は「これでもいいんかな〜」なんて思っていましたが、ベランダの場合はあまり良くないかもしれないとようやく気づきました。
温室内で育てる場合とベランダで育てる場合とでは、湿度や日照など条件が違いすぎます。
植え替え嫌い病という奇病持ちのわたしですが、思い切って鉢から抜いてみます。ランの場合、後戻りはできない・・・。
どうなんでしょうか。よくわかりません。まあ根腐れとかはしてないです。古いバルブはけっこうシワシワです。たぶん留守がちなのがよくないんだと思います。
多肉植物なら、抜いてみて「見なかったことにしよう」もありえますが、ランの場合は鉢にびっしりくっついているので、棒などでつついたりしないと取れません。そこでもうポイントオブノーリターンを越えてしまいます。
水苔で植え替え
というわけで、速やかに植え替えミッション開始。
まず古い水苔をできるだけ取り除きます。あまり無理して新しい根を折ったりしないように。古くなった根は取り除きます。
次に、乾燥水苔を水で戻します。
今日の晩ご飯ではありません。
次に、水苔をしぼります。
明日のお弁当ではありません。
次に、水苔をほぐします。
おかかではありません。
植物の茎などゴミが混じっていたら取り除きます。
長いほうが高級な水苔らしいので、ちぎらないようにそっと戻しましょう。
次に、鉢に鉢底ネットを敷きます。
なくてもいいですが、虫の侵入を防ぐためです。
鉢は素焼き鉢を使用します。素焼き鉢の表面が汚れるのが嫌なので水性ペンキを塗ってありますが、塗らないほうが乾きはいいと思います。
鉢は、乾きにくくなるのであまり大きくしないほうがいいです。3号鉢だったので3.5号鉢にしました。
胡蝶蘭は、少ない根が横に広がっているので中心に丸めた水苔を詰めます。
サンタバーバラは根が下方向にたくさん生えていたので、真ん中には詰めないで、根の隙間に水苔を入れるようにしてみました。そのあとまわりを水苔で包むようにして、鉢にぎゅっと押し込みます。
古いバルブではなく、新しい成長しているほうのバルブと鉢の間にできるだけスペースをつくります。
横方向はきつめ、縦方向はゆるめな感じがいいそうです。上のほうが緩すぎたら水苔を横にぎゅっと詰めます。
できあがり。新しい根が水苔に入っていけるようになりました。
植え替え直後は水やりをしません。根が傷んでいるので雑菌が入りやすい状態です。また乾いているほうが発根が促進されます。水苔がしっかり乾いてから水やりを再開します。
15日後くらいのようすです。新芽がさらに大きくなっています。反対側からも別の新芽が出てきました。うまくこの後成長すればいいのですが・・・。
また咲いてくれるかなあ。
水苔はこれを使用。圧縮されているのでかなり増えます。
わたしの持っている本です。胡蝶蘭やカトレアなど基本のランに加え、レリアやセロジネも少しだけ載っています。写真も豊富。ただ読むだけでも勉強になります。ただし残念ながら絶版。欲しい人は中古で。
ではまた。