家庭菜園

家庭菜園は節約になる?野菜づくりにかかる費用について考えてみました、の巻

絹さやの花

家庭菜園は節約になるのか、それともかえってお金がかかるのか。野菜づくりのコストパフォーマンスについて考えてみました。

家庭菜園にかかる費用

家庭菜園といってもいろいろなやり方がありますが、わたしの実家の場合は庭の一角を畑にしています。

家庭菜園

わたしもベランダでときどきサニーレタスなどをつくっていますが、今回は、お庭の一角を耕して畑にする場合を中心に考えたいと思います。タネや道具類など、家庭菜園に必要なものにかかる費用、それから節約のポイントなどをご紹介します。

 

野菜のタネや苗

野菜のタネや苗はホームセンターなどで購入でき、高くても数百円です。タネから育てたほうがたくさんできるので、コスパが高いです。

ただし植え付け時期が早い夏野菜は、春の早い時期から発芽させて苗づくりをする必要があるため苗を購入しています。ミニトマト、ナス、キュウリ、シシトウあたりですね。

家庭菜園 トマト

枝豆、オクラ、ピーマン、レタス、タマネギ、シュンギク、ブロッコリー、ネギ、カキナ、大根などは、タネからつくっています。ジャガイモは植え付け用のイモを購入します。

家庭菜園 じゃがいも

タネや苗をたくさん購入しても、家庭菜園レベルならば年間に数千円以内に収まると思います。趣味として妥当な範囲ですね。

 

道具類

シャベルやスコップなど道具類が必要です。100円ショップのものは塗料が剥げて錆びてきたりするので、ステンレス製のものをホームセンターで購入したほうが長持ちすると思います。

100円ショップでも使えるものはあります。小さいふるいは種まきに便利です。屋外で管理する場合は、とくに耐久性のある材質を選びましょう。

ベランダ レタス

プランターを雨があたる場所に置く場合には、水抜けがいいものを選ぶことをおすすめします。

水抜き穴が横にあるものもありますが、雨が降ると底に水がたまってしまい、発芽後の生育に影響が出ます。底に穴があるタイプならば、水が抜けやすいので鉢底石も必要ありません。

あとは園芸用のハサミがあるといいですね。鎌、鍬、手押し車、支柱などは必要に応じて。軍手は消耗品です。

道具類は、耐久性のあるものを購入すれば、何年も使えます。初期投資に仮に全部で1万円かかっても、10年使えれば年間の費用は1000円です。

パーラムハウス

イギリスのガーデンの道具類です。年季が入っていますが現役なのでしょうか。

悪くなってくるのは金属の部分ではなく木製の部分です。雨のかかる場所に置いておくと腐ってきて抜けてしまいます。

 

畑・プランターの土

家庭菜園の最も重要なポイントは土だと思います。ここが意外とお金のかかる部分です。住んでいる場所によっても違います。

田舎だと知り合いに頼めばトラックで山から土を持ってきてくれたりするのですが、都心部だとそもそもホームセンターがなく土を売ってないので通販になります。

家庭菜園 じゃがいも

庭の土を利用できればタダですが、そうでない場合は初期投資が必要です。

また初期投資とは別に、種まき用の土には、家庭菜園用の培養土を購入しています。庭の土だと雑草が混じっているからです。細かいタネでなければ、混じっていても見分けがつきますが、雑草が生えてくるので抜くのが面倒です。

ブロッコリ 家庭菜園

また、土の酸度を調整するための石灰や、野菜用の化成肥料も必要です。これらは消耗品なので、初期投資とは別に年間で数千円はかかっているでしょう。

後述の生ゴミ・落ち葉たい肥をつくると、土にかかる費用が節約できますし、ゴミの有効利用になります。

 

庭を耕して畑に

庭を耕して家庭菜園にする場合には、鍬やシャベルで耕して石などを取り除き、土のかたまりを砕いて、石灰をまきます。

うちの土は水はけが悪かったので、最初にパーライトを混ぜました。パーライトはホームセンターで大きい袋が安く売っています。

最初はあまりよくない土でも、野菜をつくっているうちにだんだんと年単位でよい土になっていきます。

 

土の深さがない

土の深さがない場所は、コンクリートブロックで枠をつくりレイズドベッドにしています。花壇用のコンクリートブロックがホームセンターで売っています。

 

生ゴミたい肥

うちでは、庭の一角で生ゴミ堆肥と落ち葉堆肥をつくり、土に混ぜています。

生ゴミたい肥コンポスト 家庭菜園

生ゴミはプラスチック製のコンポスト容器に入れます。肉や魚など腐敗するものが多いと匂いが発生します。

貝は分解されないので入れないように。卵の殻も分解されずに残りますが、時間が経てば砕けます。量が多いと庭が卵の殻だらけになるので、気になる人は入れないほうがいいです。

一部の果物の種は何年たっても発芽するようで、勝手にスイカやマクワウリが生えてきます。面白いですが気になるなら入れないほうがいいです。

 

落ち葉たい肥

庭で出た落ち葉や枯れた草を積んでおくと、ふかふかの土になります。タダなので、腐葉土やたい肥などを購入するお金も節約できます。

落ち葉たい肥 家庭菜園

気温が低い時期は虫や菌が活動しないので減りません。夏になると分解されてかさが減り、下の古い層から土になっていきます。種が入っていると芽が出るので、でてきて困るものは入れないほうがいいです。

年単位で時間がかかるので気長に。自然に任せていれば土に還ります。土になったら畑や花壇に投入します。ゴミに出して燃やすよりは、ほんの気持ち程度ですがエコです。

ただしミミズやダンゴムシのパラダイスになりますので、そういうのが嫌な人はやめたほうがいいです。虫がいるのでスズメもきます。窓からかわいいスズメを観察するのが楽しいです。

 

収穫量

夏はほとんど野菜を購入する必要がないほど収穫できます。

収穫量のデータをとってないので正確には比較できませんが、スーパーで売っている野菜の値段を基準として計算すれば、タネや土のコストなどの消耗品コストは回収できていると思います。

 

労働コスト(時間)

一方で、「そのあいだ働けばお金になるんだから野菜は買ったほうがいい」という考えもあります。

家庭菜園 なす

たとえばイーロン・マスクが家庭菜園をやるとしたらどうでしょう? 火星のコロニーで家庭菜園をやるための実験ならいいのですが、そうではないなら、むしろやらないでほしいです。時間がもったいないです。

イーロン・マスクが自宅で家庭菜園をして過ごした1時間は、億千万の胸騒ぎ、いや損失なのです。エキゾチックジャパンなのです。当然ながら「買ったほうがいい」でしょう。

ひるがえって普通の人はどうでしょう。やりたければやったらいいんじゃないかな、というレベルの話で、普通の人の時間的コストを家庭菜園のコスト分析に組み込むのはナンセンスなんじゃないかなと思います。

やや乱暴な結論でした。

 

失敗を防ぐには

上記のコストパフォーマンスは、失敗なく栽培できれば、というのが前提条件です。失敗してしまえば、費用と時間が無駄になります。そのためには、本などで勉強しましょう。

家庭菜園成功のチケット。何でもつくれるようになってしまう恐ろしい本。リニューアル版が出ました。

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うちにあるのは旧版。リニューアル版は出たばかりなので、レビューは旧版が参考になります。

勉強したうえで、自分でアレンジを加えるのも大事です。タネのまきどきなど、地方によって微妙に違います。実践から得た知識に勝るものはありません。

 

おわりに

2000文字あたりからどうでもよくなってきました。3000文字近く書いてしまった。何をやっているのでしょうか。これが仕事だったら・・・。チーン。

結局、ブログを書くのが一番時間の無駄。いやそんなことないですよ。このブログも先月は5万PVを超えたので、むふふ・・・、億千万の・・・、アドセンス収益が・・・(ないですよ)。

まあ時間も含めたコストとか言い始めると、たいていのことが無駄です。純粋な労働しかやれなくなってしまうではありませんか。

結論としては、家庭菜園は場所と時間があればお得かもしれないので、やると楽しいと思うよ、でした。

やりたいことをやりましょう。

野菜と関係ないけど、これいい本ですよ。クリエイティブなことをやってみたいけど自信がない、という人におすすめ。

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ではまた。

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