バニーカクタスの花が咲きました。ただそれだけのことですが、初めて咲いたので記録しておきます。ずっと咲かなかったのになぜ今年咲いたのか? 咲いた理由を考えてみました。
「サボテンの花」はバニーカクタスではない
「サボテンの花」といえば?
財津和夫ですね。
そして、財津和夫といえばチューリップですね。
財津和夫は園芸が好きなんでしょうね。
そんなことはどうでもいいのですが(笑)、あの曲を聞いて考えてみたことはないでしょうか?
ほんの小さな出来事に傷ついて出て行ってしまった彼女が育てていたのは、どんなサボテンだったのか?
わたしが思うに、正解はたぶん・・・
マミラリアですね。
バニーカクタスではダメなのです。なぜなら・・・
夏に咲くからです(開花期は7月から9月だそうです)。
彼女は、絶え間なく雪の降る季節に出て行き、その後、彼女の残して行った小さなサボテンの花が咲いたのです。
傷心の財津和夫に、長い冬が終わり春になるまで、マミラリアは優しく寄り添ってくれたのです。
ドンマイ。
まあ、サボテンを置いていく彼女とは、最初からうまくいかなかったんだよね、たぶん。
バニーカクタスの花が咲いた理由?
数週間前にベランダで水をあげていると、バニーカクタスの先端に妙な突起ができていました。
これってつぼみ? え〜、咲くの?
それからずっと変化がなく、いつになったら咲くのかなと昨日も眺めていたのですが、今朝ベランダを見たら、唐突にパカンと花が開いていました。
薄黄色の爽やかな花です。これは買ってから6年くらいでしょうか。3年くらい植え替えてないかもしれません。
たぶん咲くにはある程度の大きさが必要なんだと思います。よく日に当てて徒長しないように育てるといいのかなと思います。
もしかしたら春に動画を撮影したときにマグァンプKの中粒を土の上に少し載せておいたので、リン酸が効いたのかもしれないです。
マグァンプKは、窒素6、リン酸40、カリ6なので、リン酸の割合が非常に多いのです。リン酸は開花と結実を促進します。緩効性なので、ゆっくり長く効いてくれます。
あまり多いとよくないかもしれないと思い、ほんの数粒しかあげませんでした。もう少しあげてもいいのでしょうか。というか、鉢を大きくしてあげたほうがいい感じがしますね。
それとハイポネックスの液肥(6-10-5)も今年はたまにあげていました。サボテンにあげていたというか、ランの鉢をサボテンや多肉の上に持っていって、その上で水やりしていたのです。鉢の下から水がでるため、もったいなくて。それもよかったのでしょうか。
本当はラン専用の液肥がいいのですが、いちいち出すのが面倒で、この普通のハイポネックスをすごく薄くして使用していました。
バニーカクタス が大きくなってきたのになかなか咲かないという場合には、もしかするとリン酸が不足しているのかもしれないですね。自分もバニーカクタスは植え替えもせず肥料もやらず、ほったらかしだったので。
咲かないよって場合は、春にマグァンプKを鉢に少し置くか、水やりに薄い液肥を加えるかして、様子を見てください。
バニーカクタスの増やし方の動画を見る
バニーカクタスの増やし方の動画です。よかったらご覧ください。
おわりに
コロナのせいで不自由な毎日ですが、彼女が突然出て行ったり、ヘンテコなウイルスが中国からやってきたりするのが人生ってやつなんですよ。
そういうときは、
サボテンの花が咲いた、わーい。
と、小さなことに喜びを見出しつつ、春を待つしかないと思うんですね。「サボテンの花」の歌詞のように。
「この長い冬が終わるまでに
何かを見つけて生きよう
何かを信じて生きていこう
この冬が終わるまで」
この曲を聞くと、高校のときの先生のことを思い出します。授業中に先生がチューリップのことを話していたのですが、自分は知らなかったので「チェリッシュ?」と思って恥をかいたからです(笑)。
先生は、しばらくしてある日突然、一人で逝ってしまいました。まだ若かったし、普通に毎日授業をしていたのに。もうあれから数十年が経ち、先生の年齢をとっくに追い越してしまいました。
いま世界は冬のようですが、春は必ずやってきます。
バニーカクタスの花も咲くのです。肥料をやれば、たぶん。
自分にも肥料を忘れないようにしたいですね。
ではまた。